ユーザーを自社のサイトへ集客し、商品やサービスの購入に繋げる「Webマーケティング」において、SEO対策は重要な役割を果たします。きちんとSEO対策がされているサイトは、検索結果で上位に表示され、自然検索から多くのユーザーの流入を獲得できるからです。
しかしSEO対策は一朝一夕にできるものではありません。
自社サイトのSEO対策の運用を任されたものの「検索結果の上位を取るにはどうしたらいいのだろう?」「まず何から着手すれば良いのかわからない」とお悩みの方も少なくないでしょう。
そこで今回は、SEO対策に必要なチェックリストを、簡潔にわかりやすくまとめました。
ぜひ最後までご覧いただき、ご自身でSEO対策を講じる際の参考にしてください。
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目次
SEO対策には3種類ある
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、自社サイトで提供している商品・サービスの顧客ニーズにマッチする検索キーワードを選定し、検索ユーザーに求められるようなコンテンツ(ページ)を作成することです。
コンテンツは一度作成して公開したら終わりではなく、公開後もページ評価を分析しながら、少しずつ改善を加えていく必要があります。
1つ1つのコンテンツのクオリティを上げることで、検索ユーザーの満足度も上がり、検索結果で上位表示されるようになっていきます。
以下はコンテンツ作成の際に、最低限は押さえておきたいポイントです。
- 対策キーワードをタイトル(h1)や見出し(hタグ)に入れる
- 対策キーワードの上位コンテンツや共起語などから「顕在ニーズ」を読み取る
- サジェストや再検索ワードやPAA(他の人はこちらも質問)などを参考に「潜在ニーズ」を読み取る
- 顕在ニーズや潜在ニーズのキーワードを見出しや本文の内容に入れる
- ユーザーが求める答えは簡潔かつ早い段階で提示する
- 他のサイトやページと似た内容にならないようオリジナリティを出す
検索意図に沿ったコンテンツを作成するためには、実際の検索結果の調査分析が大切です。コンテンツ作成前の事前調査は徹底しましょう。
▼コンテンツ作成の基礎についてはこちらの記事もご参照ください。
【2023年最新】ゼロから学ぶ記事を書くなら絶対に知っておきたいライティングの基礎
外部対策
外部対策とは、自社サイトが外部からの高評価を得られるようにしたり、外部サイトからの流入を増やしたりする施策のことです。
つまり、自社サイトがより多くのユーザーに見てもらえるよう、拡散されるような仕組み作りをすることです。
なぜ外部からの評価や流入が検索順位に影響するのか、理由として次の2点が挙げられます。
- 流入数の増加そのものがサイトの評価につながるため
- 外部から引用・拡散されるようなサイトは有用性が高いと判断されるため
外部サイトから自社サイトへ貼られた、外部流入の元となるリンクを「被リンク」と言います。
被リンクの獲得は、外部から自社サイトがどのような評価を受けているかの指標になるため、検索エンジンからのサイト評価の向上にもつながります。
ただし、被リンクの数だけが多ければ良いのではなく、悪質なリンクを多数獲得しても意味はありません。むしろペナルティの対象となりますので注意しましょう。
自社サイトとの関連性が高く、権威性や専門性の高いサイトからの被リンクが高い評価を受けます。
またSNSからの被リンクもSEOへの好影響が期待できます。SNSアカウントを上手に活用して、SNSの投稿時に自社サイトやページへのリンクを貼るなどして、外部からの流入を増やしましょう。
▼具体的な被リンクの獲得方法についてはこちらの記事もご参照ください。
【必読】SEO外部対策の仕方、SEOスペシャリストが教えます!
内部対策
内部対策とは、サイトを構成するHTML構造やリンク階層など、サイトの内部構造に対して行う施策のことです。
サイトの内部構造を最適化する理由としては、主に以下の2点が挙げられます。
- サイトの内容を適切に検索エンジンに伝えるため
- サイトを利用するユーザーの利便性を追求するため
具体的な最適化方法は数多くあるため、チェックリストを活用しながら1つずつ確認していくとよいでしょう。また、ここまでで紹介した3種類のSEO対策の中でも、内部対策は最初に取り組むと効率的な施策です。内部対策がきちんとクリアできていないと、外部対策やコンテンツSEO施策の効果が出にくいからです。
内部対策のチェック項目は大きく分けて4つ
内部対策のチェック項目は、大きく分けて以下の4つの観点に分類されます。
- パフォーマンス
- テクニカルSEO
- モバイル
- セキュリティ
各項目ごとにチェックすべきポイントがいくつかありますので、具体的なチェック内容を順に解説します。
パフォーマンス
Webサイトのパフォーマンスとは、ページがどのくらいの速さで表示を開始し、表示処理を終えることができるかという速度を指します。平たく言うと、ページの表示速度(ページスピード)のことです。
自身のWebサイトのパフォーマンスが十分なレベルに達しているかは「ページスピードインサイト」にURLを入力するだけで確認できます。
もしWebサイトのパフォーマンスが低いと、ページがなかなか表示されないため、ユーザーの離脱につながったり、クローラーがサイト内をスムーズに読み込めなかったり、さまざまな弊害が生じます。
パフォーマンス最適化のためのチェック項目は以下の8点です。
- ページサイズが大きすぎないか
- ページリクエスト数が多すぎないか
- ページの表示速度が5.3秒以内か
- ブラウザキャッシングが効いているか
- ページリダイレクト数は最低限か
- 画像サイズが大きすぎないか
- JavaScriptが適切に圧縮されているか
- CSSが適切に圧縮されているか
Webサイトのパフォーマンス最適化は、サイトへのアクセス数の増加、コンバージョン率の改善、リードの獲得数向上、収益の拡大に欠かせない大事な指標ですので、必ず確認しておきましょう。
ページサイズが大きすぎないか
サイトページが重ければ重いほど、読み込みは遅くなります。パフォーマンスを最適化するには、ページサイズを3MB未満に抑えることが理想です。Webサイト内の各ファイルをできる限り圧縮するようにしましょう。
ページリクエスト数が多すぎないか
WebサイトのHTTPリクエスト数が増えれば増えるほど、サイトの速度は低下します。
HTTPリクエストとは、クライアント(一般的にはWebブラウザ)がサーバーに対して行う要求のことです。Web上で情報を取得したり、データを送信したりする際に使用されます。
サーバーはリクエストを受け取り、適切な処理を行った後、必要な場合はHTTPレスポンスとしてデータをブラウザに返します。そうすることでテキストや画像などがブラウザに表示される仕組みです。
HTTPリクエスト数を減らすためには、サイトで読み込まれるファイル数を減らしてみましょう。
ページの表示速度が5.3秒以内か
ページの表示速度は、5.3秒以内に表示処理が完了し、操作可能になる状態が理想です。それより遅い場合は、ユーザーの離脱や、コンバージョン数および売り上げの減少に繋がるため注意が必要です。まずは「ページスピードインサイト」で表示速度を確認し、分析結果で指摘を受けた部分を改善していきましょう。
ブラウザキャッシングが効いているか
ブラウザキャッシングは、使用頻度の高いコンテンツをローカルメモリーに保存することでWebサイトを高速化します。ブラウザキャッシングを効かせるためには、Cache-ControlやETagなどのキャッシュ制御のヘッダーを適切に設定するようにしましょう。また、より重要なリソースがキャッシュに保持されるように、適切なキャッシュサイズの設定も大切です。
ページリダイレクト数は最小限か
リダイレクトが何度もあると、サイトの読み込み速度が低下することがあります。
リダイレクトとは、ユーザーがあるページにアクセスしたときに、自動的に別のページURLに転送される仕組みのことです。
リダイレクトは1回までに抑えておくようにしましょう。
画像サイズが大きすぎないか
画像の読み込みには時間がかかる場合があります。画像サイズが大きすぎる場合は圧縮するようにしてください。また、さまざまな画面サイズに合わせて画像を最適化するには、レスポンシブ画像またはSVG画像を使用するようにしましょう。
JavaScriptが適切に圧縮されているか
JavaScriptとは、Webページ上に動きのある表現を付けたりできるプログラミング言語のことです。JavaScriptが適切に圧縮されていれば、Webサイトの速度は大幅に高まります。
JavaScriptを手動で圧縮するには時間と手間がかかりすぎるため、Closure CompilerやJSMinなどの専用のツールを使用しましょう。
CSSが適切に圧縮されているか
CSSとは、Webサイトのサイズや色、レイアウトなどを設定するプログラミング言語のことです。CSSが適切に圧縮されていれば、Webサイトの速度は大幅に高まります。
CSSの圧縮もJavaScriptと同様に手動では工数がかかるため、Closure StylesheetsやCSS Minifyなどのツールの使用がおすすめです。
テクニカルSEO
テクニカルSEOとは、検索エンジンがWebサイトの情報を正しく読み取れるように、検索エンジンの動作を考慮してサイトコンテンツを最適化することを指します。
ユーザーだけでなく、検索エンジンのクロールにも適したサイト環境を提供することで、サイトの検索順位の向上やオーガニックトラフィックの増加につながるのです。
テクニカルSEOのチェック項目は以下の9点です。
- インデックスが許可されているか
- メタディスクリプションが適切に設定されているか
- 見出しのhタグの書き方は適切か
- リンクのテキストは適切か
- 画像タグのalt属性は適切か
- 検索エンジンに理解されるコンテンツプラグインか
- 構造化データを設置しているか
- 内部リンク構造は最適化されているか
- XMLサイトマップを作成し送信しているか
上記のいずれも簡単に対策できる内容なので、1つ1つポイントを押さえていきましょう。
インデックスが許可されているか
検索結果にページが掲載されるためには、検索エンジンによるインデックスへの保存を許可する必要があります。通常であればインデックスの許可はされているはずですが、noindexタグが入っているとインデックス登録されないため、誤ってnoindex設定にしてしまっていないか確認してください。
ページがインデックスされているかどうかは、Googleサーチコンソールのカバレッジレポートで確認できます。もしインデックスされていないページがあれば、カバレッジレポートで指摘されている問題点やエラーを解消するようにしましょう。
メタディスクリプションが適切に設定されているか
メタディスクリプションは、ページの内容を紹介するために検索結果に表示される要約文です。要約文の中に対策したいキーワード(そのページを上位表示させたいキーワード)は必ず含めるようにしましょう。
検索結果に表示される文字数はPCが120文字前後、スマホが70文字前後のため、メタディスクリプションに入れる文字数は100字前後が目安です。
見出しのhタグの書き方は適切か
hタグ(見出し)が適切に設定されていると、ページがどのような内容で構成されているかをクローラーが正しく理解できるようになります。
見出しには対策キーワードや共起語を含ませるようにしましょう。余分な語句を追加しすぎて、長すぎる見出しになると、キーワードがブレてしまう可能性があるため気を付けてください。またh2、h3タグの構造がきちんと親子関係となるように、ページ構成を組むことも大切です。
リンクのテキストは適切か
テキストにリンクを貼る場合、リンク先のページの内容と関連性のあるテキストが望ましいです。たとえば「こちら」や「ここをクリック」ではリンク先の内容がクローラーに伝わらず、不十分です。リンク先の内容に関するキーワードを含めるようにしましょう。
画像タグのalt属性は適切か
ページに画像を挿入する際、画像タグの中のalt属性を適切に設定するようにしましょう。alt属性とは、画像の内容をクローラーにテキストで説明するためのものです。対策キーワードや共起語を含めながら、画像の内容を端的に説明する内容を入れてください。
検索エンジンに理解されるコンテンツプラグインか
JavaScriptプラグインや動画・音声プラグインなどが使用されたコンテンツは、検索エンジンによっては内容が理解されない場合があります。ただプラグインを使用することで、ユーザーにとっては便利で見やすいサイトにすることができるため、使用を避けるのではなく上手に活用しましょう。
検索エンジンに理解してほしい重要な情報やコンテンツは、プラグインとは別に、テキストベースでも記述するとよいでしょう。またプラグインの中でもFlashプラグインは、現在ではほとんど使われなくなったため、使用しないほうが望ましいです。
構造化データを設置しているか
構造化データとは、Web上の情報をクローラーが理解しやすいよう表現するためのデータ形式のことです。構造化データを設置すると、Webページのコンテンツの意味や情報を明確に検索エンジンへ伝えられます。
構造化データには、商品情報やQ&Aなどさまざまな形式があります。構造化データの種類に関してはGoogle検索セントラルにも情報がありますのでぜひチェックしておきましょう。
内部リンク構造は最適化されているか
内部リンク構造の最適化とは、サイト内部同士のリンクを適切に増やすことで、サイト内の回遊のしやすさを改善することです。検索エンジンのクローラーがサイト内を回遊しやすくなると、ページが適切にインデックスされるようになります。
内部リンクを増やす方法は、関連性の強いページ同士をテキストリンクでつなぐ他に、パンくずリスト、目次、グローバルナビゲーション、サイドバー、サイトマップ、フッターなどの設置があります。
XMLサイトマップを作成し送信しているか
XMLサイトマップとは、Webサイト内の全ページの情報を検索エンジンに知らせるXML形式のファイルのことです。各ページのURLや、ページの優先度(重要度)、最終更新日、更新頻度などの情報が記載されています。
このXMLサイトマップを送信して検索エンジンに知らせることでクロール頻度が向上し、Webページのインデックスの助けになります。
XMLサイトマップはサーチコンソールから送信することが可能です。Webページへ定期的にクロールしてもらうためにも、XMLサイトマップの作成と送信は忘れずに行ないましょう。
モバイル
Webサイトをモバイル端末からでも閲覧しやすいよう、最適化することも重要です。近年ではPCよりもモバイル端末で検索する人のほうが増えているため、Webサイトをモバイル向けに最適化しないと、トラフィック、リード、さらには収益の逸失につながりかねません。
モバイルファーストのためのチェック項目は以下の3点です。
- フォントサイズは適格か
- タップターゲットの大きさや位置は適切か
- レスポンシブデザインを採用しているか
また自身のサイトがモバイル対応の基準を満たしているかは「モバイルフレンドリーテスト」で検証することができます。ぜひチェックしておきましょう。
フォントサイズは適格か
モバイル端末でもストレスなく読めるフォントサイズを指定しましょう。
PCとは違い、モバイル端末では文字が小さいと読みにくいため、目安として12px以上が望ましいです。小さく過ぎてテキストが読めないということがないように気を配りましょう。
タップターゲットの大きさや位置は適切か
ボタンやリンクなどのタップをする要素は、タップしやすい大きさや位置になるよう設置しましょう。ボタンが小さすぎるとタップしづらく、ミス操作につながるため、ユーザーにとって好ましくありません。またボタン同士の距離が近すぎてもタップしづらいため気を付けましょう。
レスポンシブデザインを採用しているか
レスポンシブデザインとは、ユーザーが使用するデバイスの画面サイズに応じて、Webサイトの表示を最適化するデザインを指します。1つのHTMLで配信し、デバイスごとにCSSを用意して表示を変える仕組みです。
レスポンシブデザインを採用することでモバイルにも最適化され、モバイル端末で検索される際の順位向上に繋がります。
セキュリティ
Webサイトのセキュリティ対策も重要なポイントです。現在のオンラインの世界では、SSL証明書を備え、脆弱性のない安全なWebサイトが標準となっています。
SSL証明書とは、サイトの運営者の実在性を確認し、ブラウザとサーバ間で通信データの暗号化を行うための電子証明書のことです。SSL証明書がないと、偽者が作った同じURLサイトが本物のサイトとして扱われてしまう危険性があります。
脆弱性のない安全なWebサイトにするためには、以下の2点をチェックしましょう。
- HTTPSを使用しているか
- JAVASCRIPTライブラリーは最新のものか
セキュリティが担保されている安全なWebサイトのほうが、ユーザーからも検索エンジンからも好まれます。自社の安全確保のためにも、ぜひ対策しておきましょう。
HTTPSを使用しているか
HTTPSとは、インターネット上で情報を安全にやり取りするための通信プロトコルです。従来のHTTPとは異なり、HTTPSではデータの暗号化とセキュリティの強化が行われるというメリットがあります。
たとえばHTTPのサイトでクレジットカードなどの情報を入力すると、傍受され不正利用される危険性がありました。しかし、HTTPSであれば暗号化されるため、HTTPのように情報が筒抜けになることはありません。
HTTPSを使用することで、Webサイトを攻撃から守るだけでなく、信頼できるサイトという安心感をユーザーに与えることができます。
JAVASCRIPTライブラリーは最新のものか
JavaScriptライブラリとは、JavaScriptを使った開発作業において汎用的に使える機能を、他の人も再利用できるようにまとめたものです。世界中のWebデザイナーやエンジニアが似たような作業を重複して行うのではなく、誰かが一度作った機能は広く共有する仕組みです。
しかし、最新ではないJavaScriptライブラリーは侵入者に悪用される危険性があります。各ライブラリーの最新バージョンを使用して、定期的に更新することで、Webサイトの安全性を確保しましょう。
外部対策3つのチェック項目
外部対策とはサイトへの外部からの流入を増やす施策のことです。
効果的な外部対策を行うためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- シェアされやすい記事か
- SNSボタンがわかりやすく配置されているか
- 多くのユーザーに記事が届けられているか
シェアされやすい記事か
記事が外部サイトでもシェアされるようになると、バックリンクからの直接的な流入のほかに、検索エンジンの順位向上やトラフィック増加、ブランド認知度の向上などの好影響が期待できます。
シェアされやすい記事にするためには、記事のターゲット層を明確にしてニーズを理解し、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを作成することが大切です。
また記事内に画像やグラフ、動画など、ユーザーにとって有益でわかりやすく、視覚的にインパクトのある情報を掲載することも効果的です。「他の人にも共有したい!」と思ってもらえるような情報を発信しましょう。
SNSボタンがわかりやすく配置されているか
検索エンジンは、SNSでの話題や共有のトレンドを把握し、検索結果のランキングに反映することがあります。そのため、記事がSNSでシェアしてもらえるかどうかも重要なポイントです。SNSでのシェアをしてもらいやすくするために、SNSボタンをわかりやすい場所に配置するようにしましょう。
多くのユーザーに記事が届けられているか
多くのユーザーに記事を届けるためには、オーガニック検索からの流入の他に、SNSやメルマガなどの配信経路も活用しましょう。
TwitterやInstagramなどのSNSアカウントも運用し、投稿に自身のサイトや記事へのリンクを張るなどして、SNSからの流入も増やしましょう。顧客リストがあれば、メルマガの配信も有効です。YouTubeなどの動画サイトに動画を投稿し、概要欄に記事へのリンクを張る方法もあります。
複数の流入経路を開拓することで、Webサイト全体の流入数を増やしていきましょう。
コンテンツSEO3つのチェック項目
コンテンツSEOとは、検索ユーザーに求められる良質なコンテンツを作成し、トラフィックやコンバージョンを獲得していく施策のことです。
良質なコンテンツを作成するためには、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
- ユーザーの検索意図に答える内容か
- E-E-A-Tを満たしているか
- 1次情報・鮮度の高い情報か
ユーザーの検索意図に答える内容か
ユーザーの検索意図に答えるためには、つねにユーザーファーストを意識してコンテンツを制作する必要があります。
ユーザーファーストを実現するためには、ユーザーにとって役立つコンテンツであること、高い品質であること、ユーザーが求めている情報へ早く辿り着けることなどが大切です。
これらを達成するためには、ユーザーのニーズを実際の検索結果などから分析することが不可欠です。またユーザーが読みやすく理解しやすいよう、簡潔な文章を心がけ、図を活用するなど伝え方も工夫しましょう。
E-E-A-Tを満たしているか
E-E-A-Tは、検索ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、質の高いコンテンツをGoogleが評価するための重要指標です。
それぞれ経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼(Trust)の頭文字を表しています。
コンテンツ作成者が持つ独自の経験や専門知識、またWebサイトが特定の分野に特化していて専門的であることなどが高い評価を受けます。つまり、ユーザーが信頼できる情報であることが重要なのです。
E-E-A-Tを満たすためには、信頼性のある文献や情報源を使用して引用元を明らかにする、執筆者の専門性や権威性をプロフィールなどで明記する、アンケート調査や経験談など独自性のある情報を掲載するなどの方法があります。
1次情報・鮮度の高い情報か
1次情報であることや、情報の鮮度の高さも、コンテンツ制作の際に留意すべきポイントです。
情報が更新されていないサイトは有益性が低いとみなされ、検索ランキング下落の要因になりかねません。サイトや記事内の情報は定期的に更新する必要があります。
また1次情報の掲載は、信頼性が高いことに加え、独自性が出せるため競合との差別化を図れます。
検索結果に表示される記事がすべて同じような内容では、ユーザーは検索結果を不満に思うでしょう。競合他社にはない情報もプラスアルファで提供することで、ユーザーの満足度を上げることが重要です。
まとめ
自社のSEO対策を行うにあたって、確認しておきたいチェックリストを紹介しました。
中でもとくにSEOの内部対策は、最初にチェックしておくべき内容です。
とはいえ、内部対策はチェック項目が数多くあり、1つ1つを自分で確認するには手間と時間がかかってしまいます。「自分一人で確認できるだろうか?」「チェックする時間がない……」など、お困りではありませんか?
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