Webサイト制作 ホームページの作り方 会社で損しない7手順
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会社のホームページを作りたいものの、「自作と外注のどちらが良いのか」「何から決めればよいのか」「費用や効果の妥当性が判断できない」と悩む担当者は少なくありません。本記事では、会社のWebサイト制作で損をしないために、目的整理から制作方法の選び方、具体的な7つの手順、制作会社の見極め方、公開後の運用ポイントまでを体系的に解説します。用語や判断基準もできるだけ平易に整理し、自社に最適なホームページの作り方を検討できる内容となっています。

目次

会社ホームページを作る前に整理すべき目的と役割

会社ホームページを作る前に整理すべき目的と役割
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会社ホームページ制作でまず押さえるべきポイントは、「何のために作るのか」「誰に何をしてほしいのか」を具体的に言語化することです。目的と役割が曖昧なまま進めると、名刺代わりのだけのサイトになり、問い合わせや採用などの成果につながりません。

一般的に、会社ホームページには「問い合わせ・資料請求の獲得」「採用応募の増加」「取引先・金融機関からの信頼獲得」「既存顧客への情報提供」「ブランディング」など複数の役割があります。これらをすべて盛り込みたくなりますが、主目的と副目的を整理し、優先順位をつけることが重要です。

また、目的によって必要なコンテンツや導線設計、更新体制、制作予算も変わります。まずは経営層・現場担当者を含めた関係者で、「ホームページで実現したい状態」を簡潔な言葉でまとめておくと、この後のページ構成や制作方法の判断がスムーズになります。

問い合わせ獲得・採用・信頼獲得など主要な目的を決める

会社ホームページの役割は、目的によって大きく変わります。最初に「何のためのサイトか」を決めることが、構成やデザイン、予算配分を間違えない最大のポイントです。

代表的な目的は次の3つです。

主な目的 具体的なゴール例 重視すべき指標例
問い合わせ獲得 資料請求・見積もり依頼・来店予約・トライアル申込など 問い合わせ件数、CVR、リード数
採用 エントリー獲得、説明会予約、候補者への情報提供 応募数、説明会予約数、離脱率
信頼獲得 取引先・金融機関・求職者への安心感の醸成 滞在時間、会社概要ページの閲覧数等

特に中小企業のコーポレートサイトでは、「問い合わせ獲得 × 信頼獲得」「採用 × 信頼獲得」のように目的が複合するケースが多く見られます。その場合は、

  1. 第一優先の目的(例:新規問い合わせ)
  2. 第二優先の目的(例:採用)

のように優先順位を明確にしておくことが重要です。優先順位が決まると、トップページの見せ方、ナビゲーション構成、コンテンツの量と質に迷いが少なくなり、限られた予算でも成果につながりやすくなります。

競合サイトと自社の現状を簡易的に分析する

競合と自社を比較する目的

会社ホームページの目的を決めたあとは、競合サイトと自社の現状を簡単に比較し、「どこで勝負するか」を明確にすることが重要です。時間をかけた本格的な市場調査ではなく、検索結果と数社のサイトを眺めながら、方向性をつかむレベルで十分です。


簡易チェックの進め方(30〜60分程度)

  1. 主要キーワードで検索する
    例:
  2. 「地域名+業種名」(例:大阪 税理士)
  3. 「サービス名+会社」(例:産業廃棄物処理 会社)

  4. 上位3〜5サイトを開き、次をメモする

  5. 強み・打ち出し方(価格、実績、スピード、専門性など)
  6. 掲載している主なコンテンツ(事例、ブログ、FAQ、採用情報など)
  7. デザインや使いやすさ(スマホ表示、問い合わせ導線のわかりやすさ)

  8. 自社の現状とギャップを整理する

  9. 強み・実績はあるが、サイトで十分に伝えられていない点
  10. 競合にはあるが自社サイトにない重要ページ
  11. 逆に、自社ならではの特徴やニッチ領域

分析結果をどう活かすか

ポイントは「真似する」のではなく、「差別化ポイントをはっきりさせる」ことです。
例えば、競合が価格を打ち出している場合に、自社はサポート体制や専門性を前面に出す、地方密着や特定業界特化を強く訴求する、といった方向性が見えてきます。次の「目的別に必要なページと機能」の検討では、この差別化ポイントを軸にページ構成を考えていきます。

目的別に必要なページと機能を洗い出す

まず、目的ごとに「どんな情報が必要か」「ユーザーにどんな行動をしてほしいか」を整理し、そこからページと機能を逆算します。代表的な目的別の例は次の通りです。

目的 主なページ 必要な機能・要素
問い合わせ獲得 トップ/サービス紹介/料金 お問い合わせフォーム、よくある質問、実績紹介、CTAボタン
採用・応募獲得 採用情報/募集要項/社員紹介 応募フォーム、エントリー管理方法、社内雰囲気の写真・動画
信頼・ブランド向上 会社概要/代表メッセージ アクセス情報、沿革、受賞歴・認証、ニュース・プレスリリース
既存顧客フォロー サポート情報/マニュアル FAQ、資料ダウンロード、会員ページ(必要に応じて)

目的・ターゲットごとに、必ず「入口ページ(見つけてもらう)」「説明ページ(理解してもらう)」「アクションページ(問い合わせ・応募などをしてもらう)」の3段階が揃っているかをチェックすることが重要です。 抜けている段階があれば、追加すべきページや機能としてリストアップしておくと、その後のサイトマップ設計がスムーズになります。

会社ホームページ制作に最低限必要な準備物

会社ホームページ制作に最低限必要な準備物
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会社ホームページを制作する際に最低限必要になるのは、「インフラ」「情報」「体制」の3つです。事前に整理しておくことで、制作方法に関わらずスムーズに進行できます。

区分 最低限必要なもの 概要
インフラ 独自ドメイン 会社名・ブランド名に紐づくURL。信頼性と資産性の観点から必須
インフラ レンタルサーバー Webページやメールを置く場所。法人利用に耐えられる安定性が重要
インフラ CMS/制作ツール WordPressやノーコードツールなど、ページを更新するための仕組み
情報 会社情報・サービス情報 会社概要、事業内容、料金体系、強みなど、掲載すべき基本情報一式
情報 写真・ロゴ・資料 ロゴデータ、社内・社員・製品の写真、パンフレットや提案資料など
体制 担当者・決裁フロー 原稿作成・確認・更新を行う担当者と、社内承認のプロセス

特に、独自ドメイン・サーバー・CMS(または作成ツール)の3点がホームページの土台となります。一方で、実際の制作段階ではテキスト原稿や写真素材が不足しがちです。早い段階から「誰が情報を集めるか」「誰がチェックするか」まで決めておくと、スケジュールの大幅な遅延や、内容の薄いサイトになるリスクを減らせます。

独自ドメインの考え方と会社向けの選び方

独自ドメインは、会社の「住所」と「屋号」をインターネット上で示す最重要要素です。会社サイトでは、必ず独自ドメインを取得し、長期的に使い続ける前提で選定することが重要です。

独自ドメインの基本と会社で使うべき種類

独自ドメインとは、example.co.jpexample.com のようなオリジナルのURLです。無料サービスのサブドメイン(xxx.wixsite.com など)とは異なり、会社の資産として継続的に利用できます。会社サイトでは以下のような理由から独自ドメインが推奨されます。

  • 取引先や求職者からの信頼性が高まる
  • メールアドレス(info@example.co.jp など)にも利用できる
  • サービス乗り換え時も、ドメインを変えずに済む

会社向けでは、.co.jp(日本の法人向け)、.jp.com あたりが定番です。法人登記済みであれば、信頼性の観点からまず .co.jp を第一候補にすると判断しやすくなります。

ドメイン名の決め方とNGパターン

ドメイン名は、会社名やブランド名をベースに、シンプルで覚えやすいものを選ぶと、名刺や口頭での案内にも適しています。

  • 望ましい例:
  • 会社名が「ABC株式会社」 → abc.co.jp / abc-inc.jp
  • サービスブランド重視 → service-name.jp

避けたほうがよいパターンは、以下のようなものです。

  • ハイフンや数字を多用して長く複雑になる
  • 読み方が分かりにくい造語で、社名や事業と結びつかない
  • 短期キャンペーン名など、将来変えたくなる要素を含む

一度決めたドメインを後から変更すると、SEO評価や名刺・パンフレットの刷り直しなど大きなコストが発生します。5年以上使い続ける前提で検討すると失敗しにくくなります。

法人としてのドメイン選びのチェックリスト

会社として独自ドメインを選ぶ際には、次のポイントを確認すると判断がスムーズです。

観点 チェック内容
信頼性 可能なら .co.jp を優先(日本法人のみ取得可)
ブランド一致 会社名・サービス名と違和感なく一致しているか
覚えやすさ 口頭で伝えやすく、スペルミスが起きにくいか
将来性 事業拡大やブランド変更にも対応できるか
利用用途 Webサイトとメールアドレスを同じドメインで使えるか

これらを踏まえたうえで、ドメイン販売事業者の検索画面で候補を複数チェックし、第一候補が取れない場合の代替案も用意しておくと安心です。

レンタルサーバーの種類と法人で失敗しない選定軸

会社のホームページ用に契約するレンタルサーバーは、大きく「共用サーバー」「VPS(仮想専用サーバー)」「専用サーバー」「クラウド型」の4種類に分かれます。小規模〜一般的な中小企業サイトであれば、多くの場合は共用サーバーのビジネスプランで十分です。

種類 特徴 向いている規模・用途
共用サーバー 1台を複数社で共有。低価格で管理が簡単 一般的な会社サイト、採用サイト
VPS 1台を仮想的に分割。自由度が高いが管理が必要 技術者がいて、特殊なシステムも動かしたい場合
専用サーバー 1台を占有。高性能・高価格 大規模メディア、大量アクセスが想定される場合
クラウド型 利用量に応じて柔軟にスケール アプリやサービスを展開する企業

法人がサーバー選定で失敗しないためには、(1)安定性と表示速度 (2)セキュリティとバックアップ (3)サポート体制 (4)将来の拡張性を必ず確認することが重要です。特に、WordPressを利用する場合は「WordPress推奨・簡単インストール機能の有無」「常時SSL無料」「自動バックアップ」が揃っているかをチェックすると、安全かつ効率的な運用につながります。

CMS・ホームページ作成ツールを使うメリット

CMS(コンテンツ管理システム)やノーコードのホームページ作成ツールを利用すると、専門知識が少ない会社でも、短期間でコーポレートサイトを立ち上げられます。「更新のしやすさ」と「制作・運用コストの削減」が、法人がCMSを使う最大のメリットです。

制作・更新のハードルを下げられる

HTMLやCSSを理解していなくても、管理画面から文章や画像を入力するだけでページが作成できます。お知らせや採用情報など、更新頻度が高いコンテンツを社内担当者だけで修正できるため、ちょっとした変更のたびに制作会社へ依頼する手間とコストを抑えられます。

デザインや機能をテンプレートで効率化できる

代表的なCMSや作成ツールには、企業向けのデザインテンプレートやフォーム機能、ブログ機能などが標準搭載されています。ゼロから設計するよりも、「ある程度完成された型」からカスタマイズする方が、スピードも品質も安定しやすい点が特徴です。

SEO・セキュリティ・運用面の基本機能が揃っている

タイトルやディスクリプションの設定、サイトマップ自動生成、常時SSL対応など、検索エンジン対策やセキュリティに関わる機能があらかじめ用意されているものが多くあります。プラグインやアプリで機能追加もできるため、事業成長に合わせてホームページを拡張しやすい点も、法人にとって大きなメリットです。

法人サイトの作り方4パターンと費用・工数の比較

法人サイトの作り方4パターンと費用・工数の比較
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会社のホームページ制作には、大きく分けて4つの作り方があります。「どの方法を選ぶか」で、初期費用だけでなく、社内工数や公開後の成果が大きく変わります。 代表的な4パターンと、費用・工数の目安を整理します。

作り方 主な対象 初期費用の目安 社内工数の目安 特徴・注意点
WordPressで自作 中小企業全般 数万円〜数十万円 中〜多(学習と運用が必要) 自由度と拡張性が高く、長期運用に強い
ノーコード作成ツールで自作 小規模〜中規模、予算少なめ 無料〜月数千〜数万円 少〜中(直感操作) 立ち上げが速く、専門知識がなくても運用可
HTML・CSSで一から自作 ITリテラシーの高い社内担当 ほぼゼロ〜数万円 多(制作・保守ともに負荷大) 完全オリジナルだが更新・運用の属人化リスク
Web制作会社に外注 きちんと成果を出したい企業 50万〜300万円以上が一般的 少〜中(要件整理と確認作業) 戦略設計から任せられ、品質・成果を期待できる

短期的なコストだけでなく、「誰がどこまで運用できるか」「どこまで成果を求めるか」で、最適なパターンは変わります。
次の見出しから、それぞれの方法をもう少し詳しく掘り下げていきます。

WordPressで自作する場合の特徴と費用感

会社ホームページをWordPressで自作する方法は、初期費用とランニングコストを抑えつつ、将来の拡張性も確保しやすい選択肢です。中長期的にコンテンツを増やしていきたい会社、SEOでの集客を重視したい会社には最もバランスの良い方法と言えます。

特徴

  • 無料で使えるオープンソースCMSで、プラグインによりお問い合わせフォームやブログ、採用情報などを柔軟に追加可能
  • テンプレート(テーマ)を利用すれば、デザインやレイアウトの土台を短時間で構築できる
  • 情報発信や更新を社内で完結できれば、更新費用を抑えられる
  • 一方で、初期設定やトラブル対応には、最低限のITリテラシーと学習時間が必要

費用感の目安

項目 目安費用(税抜)
独自ドメイン(.com/.jpなど) 年間1,000〜5,000円程度
レンタルサーバー(共用) 月額1,000〜3,000円程度
有料テーマ(必要に応じて) 買い切り5,000〜20,000円程度
必須プラグイン(多くは無料) 0〜数千円/年(有料利用時)

完全に社内だけで構築すれば、初年度でも3〜7万円前後に収まるケースが多く、外注に比べて大幅に安く始められます。 ただし、社内工数(学習・構築時間)のコストをどう見るかが重要な検討ポイントになります。

ノーコードのホームページ作成ツールで作る場合

ノーコードのホームページ作成ツールは、コーディングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作で会社サイトを構築できるサービスです。代表例として、STUDIO・Wix・ペライチ・Jimdo などがあります。短期間・低予算で最低限の会社ホームページを立ち上げたい場合に有効な選択肢です。

主なメリットは次の通りです。

メリット 内容
初期費用が安い 無料〜数千円/月から利用できるツールが多い
作成スピードが速い テンプレートを使えば、早ければ1日〜数日で公開可能
更新が簡単 ブログ投稿や文言修正を非エンジニアでも行いやすい

一方で、デザインや機能の自由度に制約があり、複雑な問い合わせフローや多言語対応などには向きません。また、ツール依存度が高いため、将来リニューアル時に他システムへ移行しづらくなるリスクもあります。小規模事業・創業期の会社の「まずは1サイト」に適し、中長期の本格運用を見据える場合は、WordPressや外注と比較検討することが重要です。

HTMLやCSSで一から制作する場合の注意点

HTMLやCSSで会社ホームページを一から制作する方法は、カスタマイズ性や表示速度の面では非常に優れていますが、法人サイトでは注意点も多くなります。とくに、保守・引き継ぎ・セキュリティ・工数の4点を事前に理解しておくことが重要です。

開発・運用工数が大きくなりやすい

ゼロからマークアップする場合、テンプレートやCMSに比べて初期制作工数が増えます。さらに、ページ追加や文言修正のたびにHTMLファイルを直接編集する必要があり、更新のたびに制作者の手を煩わせます。社内に常時対応できるWeb担当者やエンジニアがいない企業では、更新が滞り「放置サイト」になりやすい点に注意が必要です。

保守性・引き継ぎ性の確保が必須

独自実装のHTML/CSSは、制作者のコーディングルールに大きく依存します。コメントや命名規則、ディレクトリ構造が整理されていないと、担当者変更のタイミングで改修コストが一気に膨らみます。社内外を問わず、誰が見ても理解しやすいコード・ファイル構成・簡単なドキュメント(更新手順書やサイトマップ)を必ず残すことが重要です。

レスポンシブ対応とブラウザ検証の負荷

スマートフォン対応を前提にする場合、メディアクエリによるレスポンシブ設計が欠かせません。フレームワークを使わずに一からスタイルを書くと、レイアウト崩れや表示不具合のリスクが高まります。主要ブラウザ(Chrome・Safari・Edgeなど)と、PC/スマホの実機での表示チェックを計画に組み込み、テスト時間を十分に確保する必要があります。

SEO・構造化の基礎を自前で実装する必要

CMSでは自動で行われることが多い、タイトル・メタディスクリプション・見出し構造・パンくず・構造化データなどを、HTMLでは手動で設計します。alt属性の付与や内部リンク設計も含め、検索エンジンを意識したマークアップを理解していないと、見た目は良くても検索から集客できないサイトになりかねません。

セキュリティ・法令対応の見落としに注意

ログイン機能やお問い合わせフォームを独自実装する場合、入力値のバリデーションや脆弱性対策も自社責任になります。SSL対応、個人情報の取扱い、クッキーバナーなど、法令やガイドラインへの対応も含めて方針を決めておきましょう。セキュリティに不安がある場合は、フォーム部分だけ専用サービスを利用する方法も検討すると安全です。

Web制作会社に外注する場合の費用相場と範囲

外注は「どこまでを任せるか」で費用が大きく変わります。一般的な中小企業のコーポレートサイト(10~20ページ程度)を想定した目安感は次のとおりです。

制作範囲 ページ数イメージ 費用相場(税込) 主な内容例
デザイン+コーディングのみ 5〜10ページ 30~80万円程度 テンプレートベース/汎用CMS、原稿や写真は支給
企画・設計~制作一式 10〜20ページ 80~200万円程度 目的設計、サイトマップ、オリジナルデザイン、CMS構築、スマホ対応
BtoBリード獲得など成果重視サイト 20ページ以上 200万円~数百万円以上 戦略設計、SEO設計、フォーム最適化、分析設定、改善提案まで

費用は「ページ数」よりも「どの範囲を任せるか」で決まります。 代表的な範囲は以下の通りです。

  • 上流工程:要件定義、ペルソナ・カスタマージャーニー、KPI設計、サイト構成設計
  • 制作工程:デザイン、コーディング、CMS実装、問い合わせフォーム、スマホ最適化
  • コンテンツ:文章ライティング、撮影、イラスト・図解作成
  • 技術・運用:サーバー・ドメイン設定、セキュリティ、アクセス解析・タグ設置、更新マニュアル

「企画・設計も含めて任せると100万円前後から」というイメージを持ちつつ、自社で対応できる範囲を明確にして見積もりを比較することが重要です。

自作か外注かを判断するためのチェックポイント

自作か外注かを判断するためのチェックポイント
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自作か外注かを判断する際は、感覚ではなくいくつかの観点でチェックリスト化して比較検討することが重要です。代表的な判断軸は次の通りです。

チェック項目 自社に当てはまるか確認したいポイント
目的・期待成果 新規リード獲得や採用強化など、成果への期待が高いか / 「名刺代わり」で十分か
社内リソース Web担当者のスキル(HTML・CMS経験有無)/制作・運用に確保できる時間はあるか
予算 初期費用にどの程度投資できるか / 月々の運用費も含めて総額を検討できているか
納期 公開希望時期はいつか / 社内作業で間に合う現実的なスケジュールか
競合状況 業界の競合サイトのレベル(デザイン・コンテンツ・SEO)に自作で対抗できそうか
社内ガバナンス セキュリティ・個人情報保護・表現チェックを自社で管理できる体制があるか

これらの項目を「自社で十分対応できる」か「専門家の力が必要」かで仕分けると、自作寄りか外注寄りかのおおよその方向性が見えてきます。次の見出しでは、自作に向いている会社の具体的な条件と体制について整理します。

自作に向いている会社の条件と社内体制

自作に向いている会社の条件

会社ホームページを自作するかどうかは、費用だけでなく「社内のスキル・体制」で判断する必要があります。特に、次の条件に複数当てはまる場合は自作が現実的な選択肢になります。

  • 社内に、基本的なPCスキルとITリテラシーが高い担当者がいる
  • テンプレートを活用すればよいレベルのデザイン要件である
  • 「集客の本格運用」よりも「まずは情報公開・最低限の問い合わせ窓口」を優先したい
  • 月に数時間〜十数時間、Web更新に使える時間を捻出できる
  • 将来的に、Web担当者を育成したいという方針がある

逆に、リード獲得を強く求める場合や、ブランディングを重視する場合は、自作だけで成果を出すことは難しくなります。

必要な社内体制と役割分担

自作であっても、担当者一人に丸投げすると失敗しやすくなります。小規模組織でもよいので、最低限の役割分担を事前に決めておくことが重要です。

役割 主な担当内容
プロジェクト責任者 目的・予算・スケジュールの決定、最終判断
Web担当(実務) ツール選定、ページ作成、更新作業
原稿担当 会社概要・事業内容・事例などの文章作成とチェック
情報システム/総務 ドメイン・サーバー契約、セキュリティ・運用管理

小規模企業では、Web担当が複数の役割を兼務しても問題ありません。ただし、「誰がどこまで責任を持つか」を明確にし、公開後も継続して更新できる体制かを確認しておくことが、自作で失敗しないための前提条件になります。

外注したほうが成果につながりやすいケース

外注したほうが成果につながりやすいのは、「Webからの新規顧客獲得や採用など、明確な成果が求められているのに、社内にWebの専門人材や十分な工数がない会社」です。とくに次のようなケースでは外注を前提に検討したほうが安全です。

  • BtoBリード獲得やEC売上など、売上インパクトが求められる
  • 競合他社がすでに本格的なWebマーケティングを行っている
  • 自社内にデザイン・制作・SEO・広告運用などのノウハウがない
  • 経営層から短期間での成果や品質水準を求められている
  • 採用サイトとしても活用し、ブランディングを強化したい

外注することで、戦略設計・UI/UX・SEO・計測設定まで一貫したプロの知見を活用できるため、単なる「名刺代わりのサイト」ではなく、成果を生むサイトになりやすくなります。 逆に、「まずは最低限の会社情報だけ」「更新も当面ほぼ不要」といった場合は、自作のほうが費用対効果が高い場合もあります。

予算・納期・運用リソースから最適な選択を決める

予算・納期・運用リソースは、会社ホームページの作り方を決めるうえで最も現実的な判断軸になります。「どれくらいお金を使えるか」「いつまでに公開したいか」「誰がどれくらい運営に時間を割けるか」の3点を、まず数値で整理しましょう。

判断軸 自作が向くケース 外注が向くケース
予算 初期費用を10〜20万円以内に抑えたい 50〜200万円程度を投資してでも成果を出したい
納期 公開期限に多少の余裕がある 1〜3か月以内など、明確な締め切りがある
運用 社内に更新を担当できる人がいる 運用も含めてパートナーに任せたい

おすすめは、「初期構築は外注+更新は自社」など、ハイブリッド型も含めて検討することです。完全自作かフル外注かの二択ではなく、予算・納期・運用体制のバランスが最も取れる組み合わせを選ぶと、長期的なコストと成果の両方で損をしにくくなります。

損しない会社ホームページ制作の7つの手順

損しない会社ホームページ制作の7つの手順
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会社ホームページの制作は「思いつきで着手して、なんとなく公開する」と失敗しやすくなります。損しないためには、目的設計から公開後の計測までを、一連のプロセスとして7つの手順に分解して進めることが重要です。

このパートで整理する7手順は、以下の通りです。

手順 概要
手順1 ビジネス目標に紐づいた目的・ターゲット・KPIを定める
手順2 サイトマップを作成し、必要なページ構成を設計する
手順3 ドメイン・サーバー・制作方法(自作/外注)を決定する
手順4 各ページのワイヤーフレームと原稿・写真素材を用意する
手順5 デザインと導線設計を行い、会社イメージに合う形に落とし込む
手順6 問い合わせ導線とコンバージョン計測の仕組みを設定する
手順7 SEOと動作チェックを行い、公開後の計測と改善を開始する

これらの手順を順番に進めることで、無駄なコストや作業を抑えつつ、成果につながりやすい会社ホームページを構築できます。次の見出しから、各手順のポイントを具体的に解説していきます。

手順1:目的・ターゲット・KPIを明確に設定する

ホームページ制作は、目的・ターゲット・KPIがあいまいなまま進めると、見た目だけ整った“名刺サイト”で終わりがちです。最初に以下の3点を具体的に決めておくことが、制作費を無駄にしない最大のポイントです。

1. 目的(ビジネスゴール)を1~2つに絞る

  • 新規問い合わせの獲得(BtoBリード、資料請求 など)
  • 採用応募の獲得(応募フォーム送信、会社理解の促進)
  • 既存顧客への情報提供(お知らせ、マニュアル掲載)
  • 会社の信頼性向上(取引先・金融機関への情報開示)

上記から最も重視するものを1~2つに絞り、「会社ホームページの役割」として定義します。

2. ターゲット(誰に見てほしいか)を言語化する

  • 役職・部署(例:中小企業の経営者、総務担当者、人事担当者)
  • 課題・状況(例:新しい取引先を探している、転職を検討している)
  • 想定キーワード(例:地域名+業種+サービス名)

「どのような人が、どのシーンで、どんな不安や課題を持って訪れるか」を文章で書き出すことで、後のコンテンツ設計がぶれにくくなります。

3. KPI(成果指標)を数字で決める

  • 月間の問い合わせ件数・応募件数
  • サービスページの閲覧数
  • 資料ダウンロード数 など

例:『半年後に月間問い合わせ10件→30件』のように、期間と数値目標をセットで決めておくと、公開後の改善方針も立てやすくなります。

手順2:サイトマップと必要ページを設計する

サイトマップ設計の目的

サイトマップ設計は、「どの情報を、どの順番・深さで見せるか」を決める工程です。目的・ターゲット・KPIが決まった段階で、ユーザーが迷わずゴール(問い合わせ・資料請求・採用応募など)に到達できる構造を設計します。ここで曖昧なまま制作に入ると、ページが増えるほど導線が複雑になり、成果が出にくいサイトになります。

基本構造(グローバルナビ)を決める

まず、グローバルナビ(上部メニュー)に掲載する主要ページを決めます。企業サイトでよく使われる基本構造は次のとおりです。

エリア 代表的なメニュー例
グローバルナビ トップ / 事業内容・サービス / 事例・実績 / 会社概要 / 採用情報 / お問い合わせ
フッターメニュー 個人情報保護方針 / 特商法表記(必要な場合)/ サイトマップ / 利用規約

目的が「採用重視」であれば採用情報を前面に出す、「リード獲得重視」であればサービスや資料請求を目立つ位置に配置するなど、優先したいゴールを上位メニューで強調することが重要です。

各メニュー配下のページを整理する

次に、各メニューの下にぶら下がる下層ページを洗い出します。例として、BtoBサービスを提供する企業を想定した構成は以下のようになります。

  • 事業内容・サービス
  • サービス一覧
  • 各サービス詳細ページ(サービスA / サービスB など)
  • 料金・プラン
  • 事例・実績
  • 導入事例一覧
  • 導入事例詳細
  • 採用情報
  • 募集要項一覧
  • 社員インタビュー
  • 企業カルチャー・働き方紹介

このように、「一覧ページ」と「詳細ページ」をセットで考えると、情報の抜け漏れを防げます。

ユーザー導線とビジネスゴールを結びつける

最後に、トップページから各KPIに至る代表的な導線パターンを想定します。

  • 新規見込み顧客:トップ → サービス一覧 → サービス詳細 → 事例 → お問い合わせ
  • 求職者:トップ → 採用情報トップ → 社員インタビュー → 募集要項 → エントリーフォーム

この導線を意識してサイトマップを設計しておくことで、次の手順で行うデザインやボタン配置の判断がしやすくなり、成果につながりやすいサイト構造になります。

手順3:ドメイン・サーバー・制作方法を決定する

手順2で洗い出したページ構成をもとに、「どの環境で・どの方法で作るか」をここで固めます。後戻りが発生しやすい部分のため、ドメイン・サーバー・制作方法はセットで検討すると効率的です。

まずドメインは、会社名やブランド名と紐づき、長期利用を前提にしたものを候補から1つに決めます。あわせて、将来のメールアドレス利用(info@××.jp など)も想定しておくと、後の変更リスクを減らせます。

次にサーバーは、想定アクセス数と予算、社内に技術担当がいるかどうかを基準に、「共用レンタルサーバー」か「マネージド型クラウド」などから選定します。法人サイトでは、安さだけでなく安定性とサポート体制を重視することが重要です。

最後に制作方法(WordPress、ノーコードツール、自社コーディング、外注など)を、予算・納期・運用体制から1つに絞ります。ここで決めた3点が、この後のワイヤーフレーム作成や原稿制作の進め方にも直結します。

手順4:ワイヤーフレームと原稿・写真を用意する

手順4のゴール:設計図と素材をそろえて「迷いなく作れる状態」にする

デザインや実装に入る前に、ワイヤーフレーム(画面の設計図)と、原稿・写真素材をそろえておくことが、納期遅延とやり直しコストを減らす最大のポイントです。ここで準備が甘いと、制作途中で目的がぶれたり、ページごとの情報量がバラつき、成果が出にくいサイトになりがちです。

ワイヤーフレームで決めるべき項目

1ページごとに、少なくとも以下をワイヤーフレームで決めます。

  • ページの目的(例:資料請求、採用エントリー、サービス理解など)
  • 主なターゲット像(誰に向けたページか)
  • 各ブロックの構成と優先順位(ファーストビュー/サービス紹介/実績/お問い合わせ など)
  • ボタンや問い合わせフォームの配置場所・文言
  • PC表示とスマホ表示のざっくりレイアウト

PowerPoint、Excel、無料のワイヤーフレームツールなど、使い慣れたツールで十分です。「どこに・何を・どの順番で置くか」を明文化することが重要です。

原稿作成のポイント

原稿は「1ページ=1目的」を意識して作成します。

  • まずページごとに目的とターゲット、伝えたい結論を一行で書き出す
  • 見出し(H2、H3)レベルから先に箇条書きで構成を作る
  • 専門用語は「一般的な担当者が理解できるレベル」までかみ砕く
  • よくある質問や不安点はQ&A形式で整理する
  • 会社情報・実績・数字などは最新情報を確認してから執筆する

制作会社に依頼する場合でも、強み・実績・ストーリーなどの“中身”は自社で用意しておくと、完成度とスピードが大きく変わります。

写真・画像素材の準備ポイント

会社サイトでは、写真のクオリティが信頼感に直結します。

  • 使用シーンごとに必要な写真をリスト化(トップ、会社紹介、採用、事例 など)
  • できればプロカメラマンに依頼し、オフィス・メンバー・作業風景を撮影
  • 頭・肩・バストアップなど、用途別にバリエーションを用意
  • 自社で用意が難しい部分は、商用利用可能な素材サイトを活用
  • 画像ファイル名は「service_a_example.jpg」のように内容がわかる名前に統一

文字だけのサイトは読まれにくく、写真だけ華やかで内容が薄いサイトも成果につながりません。ワイヤーフレーム・原稿・写真をセットで準備することが、次のデザイン工程をスムーズに進める鍵になります。

手順5:デザインと導線を会社イメージに合わせて作る

会社のブランドを言語化してデザイン方針を決める

まず、企業ロゴ・コーポレートカラー・フォント・使用写真のトーンを整理し、「信頼感」「親しみ」「先進性」など、ユーザーに与えたい印象を言語化します。デザインは担当者の好みではなく、ブランドイメージと一貫性があるかを基準に決めることが重要です。既存のパンフレットや名刺があれば、そのトーン&マナーを踏襲すると、オンラインとオフラインのイメージが揃い、信頼感が高まります。

ワイヤーフレームをもとに情報の優先順位を視覚化する

手順4で作成したワイヤーフレームに沿って、重要な情報ほど上部・左側・大きな要素として配置します。メインビジュアルでは「誰に・何を提供している会社か」を一文で示し、そのすぐ下にCTAボタン(お問い合わせ、資料請求など)を設置します。ユーザーがスクロールせずに、会社の概要と次の行動ボタンが見える構成を意識すると、離脱を抑えられます。

目的別にユーザーを迷わせない導線を設計する

ナビゲーションメニューは「会社概要・事業内容・実績・採用情報・お問い合わせ」など、ユーザーの目的別に整理します。各ページの末尾にも、関連性の高い次の導線(例:事業内容 → 実績紹介、お客様の声 → お問い合わせ)を設置し、行き止まりページを作らないようにします。トップページから3クリック以内で主要情報に到達できるサイト構造を目安にすると、迷子になりづらい導線になります。

スマートフォン表示とアクセシビリティも同時に確認する

デザインカンプやテスト環境で、PCだけでなくスマートフォン表示も必ずチェックします。ボタンが小さ過ぎないか、文字サイズは読みやすいか、行間は十分かなど、実際の利用シーンを想定して確認します。コントラスト比が低すぎる配色や、リンクとテキストの区別がつきにくいデザインは避け、誰にとっても読みやすく操作しやすいUIを意識することが重要です。

手順6:問い合わせ導線とCV計測を設定する

問い合わせ導線は、デザインが完成した段階で「どこから・どの手段で・どのように計測するか」までセットで設計すると、後からの修正が少なくなります。会社ホームページの成果は、問い合わせ数や資料請求数などのコンバージョン(CV)で必ず数値管理できる状態にしておくことが重要です。

1. 問い合わせ導線の基本パターンを決める

代表的な導線は次のとおりです。

導線の種類 目的 代表的な設置場所
お問い合わせフォーム 商談・相談の獲得 ヘッダーボタン、各ページ下部、サイドバー
資料請求フォーム 検討中リードの獲得 サービス紹介ページ、ホワイトペーパーLP
電話リンク(TEL) 今すぐ相談したい層 スマホ表示時の固定ボタン、ヘッダー
メールアドレス表示 フォームを嫌う層 フッター、会社概要ページ

「このページではどの行動をゴールにしてほしいか」を1ページ1つ決め、そのゴールボタンを目立たせることがポイントです。

2. フォーム項目と離脱しにくい設計

法人サイトでは、つい多くの情報を求めがちですが、項目が増えるほど離脱が増えます。

  • 最低限必要な項目(会社名・氏名・メールアドレス・電話番号・お問い合わせ内容)からスタートする
  • どうしても必要な追加情報は、任意項目として分ける
  • 入力補助(プレースホルダーやプルダウン)で入力負荷を減らす
  • エラー文言は「どこをどう直せばよいか」を具体的に表示する

「フォーム送信完了までをストレスなく進められること」が、問い合わせ数を伸ばす最短ルートです。

3. CV計測の基本設定(Googleアナリティクス等)

問い合わせの「数」だけでなく、「どのページから」「どの流入経路から」問い合わせが発生したかを把握できるようにします。

  1. 問い合わせ完了ページ(サンクスページ)を必ず別URLで用意する
  2. Googleアナリティクスで「サンクスページ到達」をコンバージョンとして設定する
  3. 広告出稿予定がある場合は、Google広告などとの連携も行う

サンクスページを用意し、そこへの到達をCV計測する設計が、もっとも確実でシンプルな方法です。

4. 電話・メールのコンバージョンも可能な範囲で可視化

フォーム以外の問い合わせも、可能な範囲で数値化します。

  • 電話:専用番号(コールトラッキングツール)を導入するか、少なくとも「Webを見たと伝えた件数」を営業がメモする運用を決める
  • メール:件名に「【ホームページから】」などのタグを付け、受信メールを分類しやすくする

完全な精度でなくても良いため、毎月の問い合わせ総数と、そのうちWeb経由がどれくらいかを社内で共有できる状態を目指します。

手順7:SEOと動作確認をして公開・計測を開始する

公開前の最終ステップでは、検索エンジン対策(SEOの初期設定)と、ユーザーが問題なく利用できるかの動作確認を徹底したうえで公開し、すぐに計測を始めることが重要です。

1. 最低限やっておきたいSEOの初期設定

  • タイトルタグ・ディスクリプション:主要キーワード(例:地域名+業種+会社名)を入れつつ、検索結果でクリックしたくなる文言を設定します。
  • 見出し構造(h1〜h3):1ページ1つのh1とし、論理的な階層になるように調整します。
  • URL設計:英数字のシンプルなパスにし、「/service/」「/company/」など意味が分かる形にします。
  • 内部リンク:重要ページ同士をテキストリンクでつなぎ、回遊しやすくします。
  • サイトマップ:XMLサイトマップと、ユーザー向けのHTMLサイトマップを用意します。

2. 公開前の動作確認チェック

  • PC・スマホでの表示崩れがないか(主要ブラウザで確認)
  • フォーム送信が問題なく完了するか、確認メールが届くか
  • 電話発信リンクがスマホで正常に機能するか
  • 404ページが用意されているか、不要ページへのリンクが残っていないか
  • 表示速度(PageSpeed Insightsなど)に致命的な問題がないか

3. 公開と計測開始

  • Googleアナリティクス・Search Consoleを設定し、公開当日から計測を開始します。
  • 主要コンバージョン(問い合わせ・資料請求など)にイベント計測を設定します。
  • サーチコンソールからサイトマップを送信し、インデックス登録をリクエストします。

この段階まで終えて初めて「スタートライン」に立てます。公開後のデータ計測と改善前提で設計しておくことが、会社ホームページで損をしない最大のポイントです。

会社ホームページに必ず掲載したい基本コンテンツ

会社ホームページに必ず掲載したい基本コンテンツ
Image: readdy.ai (https://readdy.ai/ja/blog/how-to-make-a-homepage)

会社ホームページでは、最低限押さえるべき「基本コンテンツ」を整理しておくことが重要です。初期段階でこの基本セットを漏れなく用意しておくと、信頼性・集客力・採用力の土台が安定します。

代表的な基本コンテンツは次のようなものです。

コンテンツ 目的・役割
会社概要・代表メッセージ 企業の信用力を示し、安心して問い合わせできる状態にする
事業内容・サービス紹介 どのような価値を提供している会社かを明確に伝える
導入事例・お客様の声 実績を具体的に示し、検討中の不安を取り除く
採用情報・企業カルチャー紹介 応募者に「働くイメージ」を持ってもらい、ミスマッチを防ぐ
お問い合わせ・資料請求 商談・相談の窓口を明確にし、機会損失を防ぐ
プライバシーポリシー・各種表記 法令遵守を示し、個人情報や取引に対する安心感を高める

これらのコンテンツを「どのページで」「どの順番で」掲載するかを、サイトマップ設計の段階で決めておくことが、後戻りの少ないホームページ制作につながります。

会社概要・代表メッセージで信頼感を高める

会社概要と代表メッセージは、法人サイトで最も「信頼」を左右するコンテンツです。初めて訪れたユーザーは、事業内容より先に“どんな会社か”“誰が責任者か”を確認する傾向があります。

会社概要で押さえるべき情報

会社概要では、次の情報を漏れなく整理すると信頼性が高まります。

項目 ポイント
会社名・所在地 登記上の正式名称と本社住所を記載する
設立年月日 歴史や実績を示す要素になる
資本金・従業員数 規模感を伝え、取引の安心材料にする
代表者名・役員 顔写真と合わせると安心感が増す
事業内容 事業領域を簡潔にまとめる
主要取引先・取引金融機関 記載できる範囲で信頼性を補強する

特にBtoBの場合、取引判断の参考にされるため、情報の欠落や古い情報は避けることが重要です。

代表メッセージで伝えるべき内容

代表メッセージは、単なる挨拶文ではなく、「何のために事業を行い、顧客にどんな価値を提供したいのか」を伝える場として設計します。

盛り込むべき要素の例は次の通りです。

  • 会社のミッション・ビジョン
  • 創業の背景や大切にしている価値観
  • 顧客・社会に対する約束
  • 今後の方向性や挑戦したいこと

顔写真を掲載し、硬すぎない言葉で具体的なエピソードを交えると、採用候補者や取引先に「人となり」が伝わりやすくなります。抽象的な美辞麗句だけではなく、自社らしさが伝わる表現を意識することがポイントです。

事業内容・サービス内容をわかりやすく整理する

伝えたい相手と目的を先に決める

事業内容ページは「何をしている会社か」を一目で理解してもらうことが最優先です。まず、誰に・何のために見せるのか(見込み顧客向け/採用向け/取引先向けなど)を整理し、その相手が最初に知りたい情報から並べます。

事業・サービスを階層構造で整理する

事業が複数ある場合は、いきなり詳細に入らず、上位の「事業カテゴリ → 各サービス」という2〜3階層に整理します。

階層 記載内容の例
1階層 事業ドメイン(例:Webマーケティング支援事業)
2階層 サービス名(例:SEOコンサルティング、広告運用代行)
3階層 対象顧客・特徴・料金目安・導入メリット

専門用語をかみくだき「成果ベース」で説明する

サービス説明では、社内用語や専門用語の多用は避け、お客様視点の言葉に変換します。

  • 「〇〇ソリューションの提供」→「中小企業の売上アップを支援するコンサルティング」
  • 「○○システム開発」→「在庫管理のムダを減らすクラウドシステム開発」

単なる作業内容ではなく、「導入すると何が良くなるのか(コスト削減、効率化、売上増など)」まで書くと理解されやすくなります。

比較・選択のための情報をそろえる

複数サービスがある場合、閲覧者が比較しやすいように、以下のような共通項目をそろえて記載すると親切です。

  • 対象となる顧客・業種・規模
  • 提供範囲(どこまで対応するか)
  • 目安料金・契約期間
  • 他社との違い・強み

サービスごとにフォーマットを統一すると、読みやすく、打ち合わせ時の資料としても活用しやすくなります。

事例・お客様の声で実績と安心感を伝える

事例・お客様の声が重要な理由

会社ホームページで信頼感を高めるうえで、実績紹介とお客様の声は非常に重要です。第三者からの評価があることで、「本当に成果が出ている会社なのか」「同じような課題を解決してくれそうか」を具体的にイメージしてもらえるためです。とくにBtoBでは、取引前に慎重に情報収集を行うため、導入企業名や担当者コメントの有無が、問い合わせの有無を左右することも少なくありません。

効果的な事例ページの構成

事例は「ストーリー」が伝わる構成にすると、有効性が伝わりやすくなります。

項目 内容のポイント例
クライアント情報 業種・規模・地域・担当部署などを簡潔に記載
課題 導入前に抱えていた具体的な問題や数字
提供したソリューション どのサービス・プランを、どのように提供したか
導入プロセス プロジェクトの進め方、期間、工夫した点
導入効果 売上・コスト・工数削減など、できるだけ数値で
お客様コメント 担当者の写真や役職付きコメントがあると信頼性向上

「課題 → 解決策 → 効果」の流れをそろえると、複数事例を比較しやすくなり、検討中の担当者にとって実務的な判断材料になります。

お客様の声を集める・掲載する際のコツ

お客様の声は、単なる「満足しています」という感想ではなく、導入前後の変化が分かるコメントを集めることが重要です。アンケートフォームやインタビューでは、次のような質問を用意すると、具体的な内容を引き出しやすくなります。

  • 導入前にどのような課題や不安があったか
  • 数ある選択肢の中から自社を選んだ決め手
  • 導入後にどのような変化・成果があったか(できれば数値で)
  • 担当者の対応で印象に残っている点
  • どのような企業・担当者におすすめできるか

掲載時は、会社名・部署名・役職・氏名(難しければイニシャル)と顔写真をセットで掲載するほど信頼性が上がります。ただし、情報公開の範囲は事前に合意を取り、守秘義務契約や個人情報保護の観点から問題のない形に整えることが必要です。

実績・声コンテンツを活用する導線設計

事例・お客様の声は、単独の「導入事例」ページにまとめるだけでなく、サービスページやお問い合わせページからも適切にリンクさせると効果が高まります。たとえば次のような導線が有効です。

  • 各サービス説明ページの末尾に、関連性の高い事例を2〜3件ピックアップ表示
  • お問い合わせフォームの近くに、「同じ課題を解決した事例はこちら」へのリンクを設置
  • トップページで、代表的な事例やロゴ一覧を掲載し、信頼性を一目で伝える

検討の最終段階に近いユーザーほど、具体的な実績と第三者の声を求める傾向があるため、CV(問い合わせ)直前のページに事例への導線を必ず用意することが、機会損失を防ぐポイントです。

採用情報と企業カルチャーの見せ方

採用ページは「給与や福利厚生の一覧」だけでは、優秀な人材には響きにくくなっています。応募者は仕事内容だけでなく、どのような人たちとどのような価値観で働く会社なのかを知りたいと考えています。そこで、採用情報とあわせて企業カルチャーを具体的に伝えることが重要です。

まず、募集要項は「仕事内容・求める人物像・評価基準・キャリアパス」をセットで掲載します。給与や休日だけでなく、どんな成果を評価し、どのように成長できるのかまで書くとミスマッチを減らせます。

企業カルチャーは、抽象的なスローガンではなく、行動レベルのエピソードで見せることが有効です。例えば、社内イベント、1on1ミーティングの様子、部署をまたいだプロジェクト事例などを、写真や社員インタビューとともに紹介します。経営理念やバリューを掲げる場合は、「実際にその価値観が現れている具体的な場面」「その結果どう変わったか」まで書くと説得力が増します。

さらに、リモートワークやフレックスなど働き方のルール、育児・介護との両立支援、学習支援制度なども整理して掲載すると、中長期的に働くイメージを持ってもらいやすくなります。自社に合う人材だけが自然と集まるように、良い面も課題も含めて透明性の高い情報発信を心がけることが、採用の質と定着率の向上につながります。

お問い合わせ・資料請求フォームで機会損失を防ぐ

お問い合わせ・資料請求フォームは、コンバージョンを生む最重要ポイントです。入力のハードルを下げつつ、必要な情報は最低限取りつつ、確実に届く仕組みを整えることが機会損失の防止につながります。

まず、入力項目は「名前」「メールアドレス(または電話番号)」「お問い合わせ内容」など、本当に必要な情報に絞ります。会社名や住所など、後から確認できる情報は必須にしないほうが離脱を防ぎやすくなります。入力項目が多いほど送信率は下がるためです。

次に、フォームの設置場所と導線です。グローバルナビ、フッター、各ページ内の目立つボタンなど、どのページからでも1〜2クリックでフォームに到達できる導線を用意します。電話番号やメールアドレスの併記も有効です。

運用面では、送信完了後のサンクスページで「返信までの目安時間」を明記し、ユーザーの不安を軽減します。また、自動返信メールの設定や、迷惑メールフォルダに振り分けられないための送信元ドメイン設定も重要です。社内では問い合わせの確認担当・対応期限を決め、せっかくの問い合わせを放置しない体制を整えます。

プライバシーポリシーや特商法表記など必須情報

会社ホームページでは、法令で掲載が義務づけられている情報があります。事業形態によっては「プライバシーポリシー」と「特定商取引法に基づく表記」は必須に近い項目です。

代表的な必須/推奨情報は次のとおりです。

区分 必須になる主なケース 掲載すべき主な項目
プライバシーポリシー 問い合わせフォームや採用エントリーなどで個人情報を取得する場合(ほぼ全社) 利用目的、第三者提供の有無、共同利用、委託、保管期間、安全管理措置、開示請求窓口、事業者名・責任者名 など
特定商取引法に基づく表記 EC・オンライン決済サービス・有料会員制サービスなど金銭授受が発生する場合 販売業者名、運営責任者、所在地、電話番号、販売価格、支払い方法・時期、引き渡し時期、返品・キャンセル条件、表現および商品に関する注意書き など
利用規約 会員サイト、予約システム、SaaS、資料ダウンロード等のサービスを提供する場合 サービスの利用条件、禁止事項、免責事項、著作権、準拠法・管轄裁判所 など

フォームを置く場合は、プライバシーポリシーへのリンクをフォーム付近に必ず設置し、内容を定期的に更新することが重要です。 法務担当や顧問弁護士と相談し、自社のビジネスモデルに合った内容になっているか確認しておくと安心です。

制作会社の選び方と見積もりで確認すべきポイント

制作会社の選び方と見積もりで確認すべきポイント
Image: readycrew.jp (https://readycrew.jp/media/post/13)

会社ホームページの成果は、どの制作会社を選ぶかで大きく変わります。制作会社選びでは「価格の安さ」よりも、「何をどこまで任せられ、どのような成果を見込めるか」を見極めることが重要です。

制作会社を比較する際は、少なくとも次の4点を整理しておくと判断しやすくなります。

確認観点 質問例・チェック内容
実績・得意分野 自社と近い業種・規模の実績はあるか、BtoB/BtoCどちらが得意か
制作範囲 企画・原稿・撮影・SEO設計・運用サポートまで含まれるか
料金・見積もり 初期費用・月額費用・追加費用の条件、修正回数やページ数の上限
体制・進め方 担当者は誰か、打ち合わせ頻度、納期、制作フローの明確さ

見積もりは「一式」表記だけでなく、ページ単価・機能ごとの単価・保守費などの内訳まで必ず確認し、複数社を同じ条件で比較検討することが、費用対効果の高いパートナー選びにつながります。

実績・得意分野・業界知識の有無を見極める

制作会社選びでは、デザインの好みだけで判断するとミスマッチが起こりやすくなります。過去実績・得意分野・業界知識の3点を軸に見極めることが重要です。

まず実績は、会社規模・業種・サイト種別(コーポレート/採用/サービスサイトなど)が自社と近い事例があるかを確認します。事例ページだけでなく、「どんな課題に対して、どのような成果が出たのか」まで質問すると判断しやすくなります。

得意分野は、BtoB・BtoC、リード獲得型・採用特化型など、制作会社が強みとして掲げている領域を確認します。自社の目的(問い合わせ増・採用強化など)と制作会社の得意領域が一致しているかが重要なチェックポイントです。

業界知識は、打ち合わせ時の質問内容で見極めます。自社業界特有の商流・意思決定プロセス・専門用語への理解が薄いと、訴求ポイントや導線設計が的外れになりがちです。可能であれば、同業界の制作実績や、近しいビジネスモデルの事例を持っている会社を優先するとよいでしょう。

更新しやすさと運用サポートの範囲を確認する

ホームページは公開して終わりではなく、運用し続けて成果を高めていくことが重要です。そのため、制作会社を選ぶ際は、更新のしやすさと運用サポートの範囲を事前に細かく確認することが必須条件になります。

更新しやすさで確認したいポイント

  • CMSの有無と種類(WordPress、自社開発CMS、ノーコードツールなど)
  • 社内担当者だけで「お知らせ」「ブログ」「事例」などを更新できるか
  • 画像差し替えやテキスト修正の難易度と、更新マニュアルの提供有無
  • PCだけでなくブラウザ上から編集できるか、権限管理が可能か

運用サポートの範囲で確認したいポイント

  • 更新代行の内容と料金(1回いくら、月何回までなど)
  • アクセス解析・レポート提出・改善提案の有無
  • 軽微な修正の対応範囲(文言変更・バナー差し替えなど)
  • トラブル発生時の対応窓口と対応時間(平日日中のみ/夜間・休日は別料金など)

「誰が・どこまでを・どのツールで更新するのか」を明文化して合意しておくことで、更新できずにサイトが放置されるリスクを大幅に減らせます。

料金構成・著作権・納品形態で後悔しないために

料金・著作権・納品形態は、契約後のトラブルが最も起こりやすいポイントです。見積書と契約書で必ず確認・文書化することが重要です。

項目 必ず確認したいポイント
料金構成 初期費用と月額費用の内訳/ページ追加・修正の単価/写真・原稿作成費の有無/サーバー・ドメイン費用の扱い
著作権・利用権 デザイン・文章・写真の著作権の帰属先/リニューアル時の再利用可否/他社へのデータ引き継ぎ可否
納品形態 デザインデータ(PSD・AI等)の有無/HTML・CSS・画像など元データの提供有無/CMSの管理画面権限の範囲

「テンプレートなのでデータは渡せない」「解約するとサイトが消える」などの条件は、長期的に損失につながる可能性があります。疑問点は事前に質問し、口頭でなく契約書や覚書に明記してもらうと安心です。

担当者との相性とコミュニケーションの重要性

担当ディレクターや営業担当との相性は、会社ホームページの仕上がりと運用しやすさに直結します。コミュニケーションが取りづらい制作会社とは、要望のすり合わせが難しく、手戻りや納期遅延、期待とのギャップが起こりやすくなります。

打ち合わせでは、以下のポイントを確認すると判断しやすくなります。

確認ポイント 見るべき具体例
ヒアリングの深さ 目的・ターゲット・予算・社内体制まで質問してくれるか
説明のわかりやすさ 専門用語をかみ砕いて説明してくれるか
レスポンスの質・速度 質問への回答が早く、ズレが少ないか
提案姿勢 言われたことだけでなく、代替案や改善案を出してくれるか

また、担当者が制作完了後も運用を見据えて話しているかも重要です。公開後の更新体制や改善の進め方まで含めて相談しやすいパートナーを選ぶことで、長期的な成果につながりやすくなります。

公開後の運用で損しないための改善と管理ポイント

公開後の運用で損しないための改善と管理ポイント
Image: counter-digital.jp (https://counter-digital.jp/counter-media/web-site-development-flow/)

会社ホームページは公開して終わりではなく、公開後の運用で成果が決まります。最低限押さえたいのは「数値の確認」「情報更新」「技術的な保守」の3点です。

まず、アクセス数・問い合わせ数・流入キーワードなどのデータを月次で確認し、改善テーマ(問い合わせ導線の見直し、コンテンツ追加など)を決めます。次に、会社概要・料金・サービス内容・採用情報など、変化が生じやすい情報を定期的にチェックし、古い情報を残さないように更新します。

あわせて、セキュリティ対策とバックアップ、サーバー・ドメインの期限管理を継続的に行うことが損失防止の鍵です。運用ルールと担当者を明確にし、「いつ・誰が・何を確認するか」を決めておくことで、トラブルや機会損失を最小限に抑えられます。

アクセス解析と問い合わせ数を定期的にチェックする

アクセス解析と問い合わせ数は、会社ホームページの成果を判断するための“スコアボード”です。最低でも月1回は、アクセス数と問い合わせ数をセットで確認し、改善の判断材料にすることが重要です。

まずは、次の指標を継続的にチェックします。

指標 目的 主な確認ポイント
セッション数・ユーザー数 集客ボリュームの把握 増減トレンド、流入元(検索・広告・紹介など)
主要ページのPV どのページが見られているかを把握 トップページ・サービス・事例・ブログ記事など
直帰率・離脱率 内容や導線に問題がないかを把握 特定ページで極端に高くないか
お問い合わせ数 具体的な成果の量を把握 月別推移、曜日・時間帯の傾向
CVR(問い合わせ率) アクセスに対してどの程度成果が出ているか アクセス増減と比べてCVRがどう変化しているか

アクセス数だけ増えても、問い合わせ数やCVRが上がっていなければ、コンテンツや導線の見直しが必要です。

GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどのツールを使い、毎月同じ指標を確認・記録すると、小さな変化にも気付きやすくなり、次の改善施策(コンテンツ追加や導線改善)につなげることができます。

情報更新・コンテンツ追加で成果を伸ばす方法

成果を伸ばすためには、アクセス解析の結果をもとに、計画的に情報更新とコンテンツ追加を行うことが重要です。特に、「検索されやすいテーマ」「よく見られているページの強化」「問い合わせにつながる導線改善」の3点を意識すると効果的です。

情報更新の具体的なポイント

  • 会社概要・実績・料金・サービス内容を最新情報に更新する
  • ニュース(プレスリリース・導入事例・受賞歴など)を定期的に追加する
  • 古くなった表現や掲載終了サービスを整理し、情報の信頼性を保つ

コンテンツ追加で成果を伸ばす方法

  • よくある質問(FAQ)ページを充実させ、問い合わせの質を高める
  • 事例紹介やお客様の声を増やし、検討段階の見込み客の不安を解消する
  • ブログやコラムで、ターゲットの課題解決につながるテーマを継続発信する

アクセス解析で「よく見られているがCVが少ないページ」から優先して改善・追記することで、少ない工数でも成果の伸びを実感しやすくなります。

セキュリティ対策とドメイン・サーバー更新の注意点

会社ホームページのセキュリティ対策と、ドメイン・サーバーの更新管理は、「気づいたらサイトが止まっていた」「情報漏えいで信用を失った」状況を防ぐための必須業務です。

法人サイトで最低限行いたいセキュリティ対策

  • 常時SSL化(https化)と証明書の有効期限管理
  • 管理画面URL・ID・パスワードの強化(推測されにくいものに変更)
  • CMSやプラグイン、テーマの定期アップデート
  • 不要なプラグインやユーザー権限の削除
  • ウイルスチェック・WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の利用

ドメイン更新の注意点

  • 有効期限を必ず確認し、自動更新設定+更新通知のメール送付先を複数名に設定する
  • 担当者の退職・異動時に、管理IDと連絡先メールを必ず引き継ぐ
  • 支払い方法(クレジットカードの有効期限切れなど)も定期確認する
  • 会社名に合わないドメインへの変更は、SEOや印刷物の変更コストが大きいため慎重に判断する

サーバー更新・運用の注意点

  • サーバー契約の更新日と料金プランを一覧にしておき、年1回は見直す
  • バックアップが自動取得されているか、復元手順が明文化されているかを確認する
  • アクセス急増時の制限(転送量・同時アクセス数)と、障害発生時のサポート窓口を把握する

ドメインとサーバーの情報は、人事異動や担当者変更で失われやすいため、管理ID・パスワード・契約情報を社内で共有できる台帳にまとめておくことが、長期的なリスク回避につながります。

会社ホームページ制作で起こりがちな失敗と対策

会社ホームページ制作で起こりがちな失敗と対策
Image: docodoor.co.jp (https://docodoor.co.jp/staffblog/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88/)

会社ホームページは、作って終わりではなく、中長期の投資です。そのため、よくある失敗パターンを事前に把握し、「最初から避ける」ことが最もコスト効率の良い対策になります。代表的な失敗は次の3つに大別できます。

  • 目的やターゲットがあいまいで、名刺代わりにしかならない
  • 制作コスト(初期費用の安さや見た目)だけを優先して、成果が出ない
  • 公開後に更新されず、古い情報が放置されて信頼を失う

対策としては、①目的・KPIの言語化②制作前の要件定義と見積もり比較③更新体制と運用ルールの整備が重要です。以降の小見出しでは、各パターンを具体的な事例とともに解説し、「どの段階で・何を決めておけば防げるか」を整理していきます。

目的があいまいで名刺代わりだけのサイトになる例

会社ホームページでよくある失敗が、目的を決めないまま「会社概要だけ載せた名刺代わりサイト」で終わってしまうケースです。このパターンでは、問い合わせ導線や採用情報、サービス説明が十分に設計されていないため、アクセスはあってもビジネス成果につながりにくくなります。

典型的な例としては、トップページにあいさつ文と沿革、簡単な事業概要だけがあり、CTAボタンやお問い合わせフォームへの誘導が目立たない構成が挙げられます。また、「誰に・何を・なぜ提供している会社なのか」が伝わらず、競合との違いも不明確なため、ユーザーの印象に残りません。

対策としては、まず「問い合わせを増やしたいのか」「採用を強化したいのか」などサイトの主目的を1〜2個に絞り、その目的から逆算して必要なページと導線を設計することが重要です。そのうえで、トップページから目的ページへ自然に誘導できるメニュー構成やボタン配置を行い、単なる名刺ではなく成果を生むサイトへと変えていきます。

制作コストばかり重視して成果につながらない例

コストを抑えることだけに意識が向くと、「安く作れたが、問い合わせが増えないホームページ」になりやすいです。よくあるパターンは、テンプレートを流用して最低限のページだけを作り、戦略や導線設計、SEO対策にほとんど時間と費用をかけないケースです。

制作費を削るために、

  • 企画・設計フェーズをほぼ行わない
  • ライティングを社内の手が空いている人に任せる
  • スマホ対応やフォーム改善、アクセス解析設定を省略する

といった判断をすると、見た目は整っていても、ターゲットに刺さらず、検索にも表示されず、成果が出ません。「初期費用を抑えた結果、機会損失とリニューアル費用でトータルコストが高くつく」ことが多いため、制作予算だけでなく、3年程度の運用コストと成果まで含めて投資対効果を考えることが重要です。

更新できず放置されて信頼を落としてしまう例

更新されない会社ホームページは、ユーザーだけでなく検索エンジンからの評価も下げてしまいます。古い情報が放置されると「この会社はきちんと事業を続けているのか」「問い合わせしても対応してもらえるのか」と不安を与え、商談機会を逃す原因になります。

典型的な失敗例としては、以下のようなケースがあります。

  • お知らせ欄の最新情報が数年前で止まっている
  • 採用ページで「積極採用中」と書いてあるのに、実際は募集終了している
  • 料金やサービス内容が変更されているのに、ページが古いまま
  • 代表メッセージや実績ページが創業当時の内容から更新されていない

対策としては、少なくとも「会社概要・サービス内容・料金・採用情報・お問い合わせ先」の5つは定期的な見直し対象とし、更新担当者と更新頻度をあらかじめ決めておくことが重要です。月1回の簡単なチェックでも継続すれば、「放置サイト」の印象を防ぎ、信頼低下を回避できます。

会社のホームページ制作で損をしないためには、目的・役割の整理から、作り方の選択、7つの手順に沿った設計・制作・公開後の運用までを一連の流れとして考えることが重要です。本記事で紹介したチェックポイントやコンテンツ例、制作会社選びの観点を押さえておけば、自社に合った方法で、集客や採用などの成果につながるWebサイトを着実に構築・改善していけるでしょう。

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