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Web広告代理店とは、インターネット広告の制作や運用を代行してくれる会社のこと。
Web広告には様々な種類があり、適切に制作・運用するには知識やスキルが必要ですが、Web広告代理店に依頼すれば時間や手間をかけずにWeb広告が活用できます。
この記事ではWeb広告の種類や代理店に依頼するメリット・デメリットに加え、会社の選び方を6つのポイントで解説します。
Web広告を効果的に活用したい方は、ぜひ読んでみてください。
Web広告代理店が扱う5種類の広告(インターネット広告)
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Web広告(インターネット広告)には、下記5種類があります。
- リスティング広告:Googleなどの検索結果に表示される
- ディスプレイ広告:Webサイトやアプリに表示される
- アフィリエイト広告:第三者に商品やサービスを宣伝してもらえる
- SNS広告:FacebookやTwitterなどのSNSに表示される
- 動画広告:YouTubeなどの動画に表示される
Web広告を活用するには、自社に合った形の広告を選ぶことが重要です。
ここでは広告の種類ごとに、特徴やメリット・デメリットをまとめていきます。
検索結果に表示される「リスティング広告」

画像:Google
リスティング広告とは、Googleなどの検索結果に表示される広告のこと。
ユーザーが検索したキーワードに応じて広告が表示され、クリックされると費用が発生します。
リスティング広告はキーワードに連動するため、自社や商品に興味を持っている人に広告が届きやすいというメリットがあります。
ただしデメリットとして、基本的にテキスト表示なので画像や動画が使いづらい点があげられます。
そのためリスティング広告は、自社や商品・サービスのブランディングには向かないと言えます。
Webサイトやアプリに表示される「ディスプレイ広告」

画像:Yahoo! JAPAN
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリに表示される広告のこと。
テキストだけでなく、画像や動画で表示されることも多い広告です。
そのためディスプレイ広告は、企業や商品・サービスのブランディングを行いやすい広告だと言えます。
ただしデメリットとして、「コンバージョン率が低い」(成果につながりづらい)、「コストがかさみやすい」といった点があげられます。
商品やサービスを宣伝してもらえる「アフィリエイト広告」

画像:A8.net
アフィリエイト広告とは、第三者に商品やサービスを宣伝してもらい、購入や登録などの成果が発生したら報酬を支払う形の広告です。
アフィリエイト広告は成果に対して報酬が発生するため、不要な費用が発生しづらく費用対効果が高いメリットがあります。
ただし「自社のイメージ通りに宣伝してもらえない」「なかなか成果につながらないこともある」といった点がデメリットです。
ソーシャルメディアに表示される「SNS広告」

画像:Twitter
SNS広告とは、Facebook・Instagram・Twitterなどのソーシャルメディアに表示される広告のことです。
例えばTwitterならフォローしているアカウントに基づいてターゲットユーザーが設定されるなど、見込みのあるユーザーに広告を届けやすい点がメリット。
デメリットとしては、SNSを利用していないユーザーには広告が届かない点があげられます。
Youtubeなどに表示される「動画広告」

画像:YouTube
動画広告とは、動画を活用したWeb広告のこと。
YouTube動画に挿入される広告が最もイメージしやすいと思います。
動画広告のメリットは、多くの情報を伝えられて企業や商品のイメージが残りやすいため、ブランディングがしやすい点です。
デメリットとしては、動画制作のノウハウやリソースが必要になる点があげられます。
Web広告代理店に依頼するメリット3つ

Web広告は自社でやると費用がかからずに済みますが、Web広告代理店に依頼すると下記のようなメリットがあります。
- 手間や労力がかからない
- 業界のノウハウや最新情報が活用できる
- 目的に合わせた提案が受けられる
運用の手間や労力がかからない
Web広告の運用には手間や労力がかかりますが、Web広告会社に依頼すれば、面倒な作業はすべておまかせにできます。
Web広告を出稿する流れ
- ターゲットとなるユーザーを設定する
- どの広告メディアを利用するか決める
- 広告メディアに登録する
- 広告のデザインやテキストを決める
- 広告を出稿する
Web広告を出稿するときはまず、ターゲットとなるユーザー(ペルソナ)を設定します。
年齢・性別・性格・好きなもの・興味があることなど、1人のターゲットを具体的に設定するのがおすすめ。
例えば美容パックのWeb広告のターゲットなら、「最近お肌の不調が気になる32歳の女性。丁寧に肌ケアできてリラックスもできるパックを探している」という感じです。
広告メディアとは広告を出稿できる場所のこと。
上述したWeb広告(インターネット広告)の他にも、テレビや新聞などのマスメディア、社内広告やチラシなどのSPメディアといった種類があります。
広告メディアに登録したら、広告のデザインやテキストを決めて出稿します。
広告設定でやるべき設定の例3つ
- コンバージョンタグ
- リターゲティングタグ
- 入札単価の設定
広告を出稿するときはデザインやテキストを決めるだけでなく、上記のような設定も必要となります。
コンバージョンタグとは、売上や登録などの成果(コンバージョン)が発生するページに配置するタグのことです。
リターゲティングタグとは、過去にサイトを訪れたことがあるユーザーに広告を配信するためのタグです。
どちらのタグも決められたWebページの正確な位置に配置する必要があります。
入札単価とは広告のクリック1回に対して支払う金額のこと。
上げると表示回数が増加し、下げるとクリック数やコンバージョン率が減少します。
Web広告代理店なら手間や労力がかからない
上述の通り、Web広告を出稿・運用するには手間や労力がかかります。
出稿の際に広告のデザインや設定をするだけでなく、成果を分析して予算配分を変更するなどのメンテナンスが必要になります。
Web広告代理店に依頼すると、そうした面倒な作業はすべておまかせにできる点がメリットです。
ただし、Web広告代理店を通して広告を出稿すると、やり取りの負担(コミュニケーションコスト)が発生します。
そのためWeb広告代理店を利用するときは、スムーズなやり取りができる会社を選ぶのが重要です。
業界のノウハウや最新情報を活用して運用できる
Web広告代理店は多数のWeb広告を扱っているので、広告の出稿・運用に関する独自の知識や情報(ナレッジ)がたくさん蓄積されています。
また様々な業界の広告に関わっているため、業界についてのナレッジも豊富な会社が多いです。
広告メディアの仕様変更や業界の最新情報など、最先端のナレッジも活用しながら運用してもらえるでしょう。
広告を出稿する目的に合わせた提案が受けられる
広告の費用対効果は宣伝する商品やサービスによって変わるため、最適な広告メディアを自分で探すのは簡単ではありません。
Web広告代理店では、下記のような作業を自分の代わりにやってもらえます。
- 自社に最適な広告メディア選び
- 効果が出やすいキーワードの選定
- 入札単価の決定や調整
いずれもノウハウがないと難しい作業なので、プロに任せて時間や労力のコストを削減したほうが、業務効率化につながることが多いです。
Web広告代理店に依頼するデメリット4つ

Web広告代理店に依頼するデメリットとしては、下記4つがあります。
- 費用がかかる
- 費用の内訳がわかりづらい
- リアルタイムでの状況把握がしづらい
- 社内にノウハウが貯まらない
広告の制作や運用に費用がかかる
広告の制作や運用をWeb広告代理店に依頼する場合、ある程度の費用が発生します。
目安としては毎月、広告費の20%程度の運用代行費用がかかります。
Web広告の出稿が初めてなら、上記に加えて初期費用もかかることが多いです。
「Web広告代理店は費用が高い」と感じる方もいるかもしれません。
しかしプロに依頼すると、成果が出やすい広告をより効率的に制作・運用できるため、結果的に自社で行うよりも費用対効果が高くなるケースが多いです。
広告配信の費用がわかりづらい
Web広告代理店は会社によって、広告費の詳細なレポートがもらえないことがあります。
良いWeb広告代理店であれば、下記の情報を記載した詳細なレポートが定期的にもらえます。
- 1クリック獲得に広告費がいくらかかったか
- どのキーワードで何円の広告が配信されたか
- 自社でマーケティングの施策を行った際にどの程度の効果が出たか
しかし、会社によっては現状や成果についての詳しい情報がもらえないばかりか、「実は運用を放置していた」というケースもあります。
そのため、情報をしっかり共有してくれるWeb広告代理店を選ぶことが重要だと言えます。
リアルタイムで状況を確認しづらい
Web広告代理店に依頼する場合、状況をリアルタイムで把握しづらい点もデメリットです。
特にサポート体制が整っていない会社だと、「対応が遅い」「サポートが手薄」と感じるケースも少なくありません。
Web広告代理店を選ぶときは、対応が早くて手厚いサポートが受けられる会社を探しましょう。
社内に広告配信のノウハウが貯まらない
Web広告代理店に広告出稿を外注すると、社内にWeb広告のノウハウが蓄積されないというデメリットもあります。
広告の制作・運用は経験を重ねるほど、自社に最適の運用方法が確立しやすくなります。
長期的に広告の運用を行うことを想定している場合は、ナレッジ蓄積や人材育成を視野に入れて社内で広告配信をするのも一つの方法です。
失敗しないWeb広告代理店を選ぶ6つの方法

Web広告代理店選びで失敗しないためには、押さえておきたいポイントが6つあります。
- 広告の目的や予算をハッキリさせる
- 広告運用の規模に合う代理店を比較する
- サービスの費用を調べる
- 運用実績を調べる
- 対応の早さやサポートの充実度を確認する
- 運用結果のレポートや改善をしてくれるか確認する
1:広告の目的・予算を明確にする
Web広告代理店を選ぶ前に、まず広告の目的と予算をハッキリさせましょう。
広告の目的は、「誰に」「何を」「どうやって」「どのくらい」売るのか、といった形で具体的に設定するのがコツです。
広告の目的に応じて、どの程度の予算を割くかも決めておきます。
目的や予算を明確にしておけば、自社に合った会社が選びやすくなるためです。
2:広告の運用規模に合う代理店を比較する
Web広告代理店の中には、大企業から依頼を受けて大規模な広告を配信するのが得意な会社もあれば、比較的小さい規模の広告が得意な会社もあります。
自社で想定している広告の運用規模に合いそうな会社をいくつかピックアップしておき、ポイント3~6の項目で比較するとよいでしょう。
3:サービスの費用を調べる
Web広告代理店のサービス内容としては、下記があります。
- 広告の出稿・運用
- 運用成果の分析
- レポートの作成
- 改善提案
- 打ち合わせ
運用成果の分析は、Googleアナリティクスなどのツールを使って行います。
分析した結果をもとにしてレポートを作成してくれる会社が多いですが、サービス内容に含まれていない会社もあるので注意しましょう。
より大きな成果を出すために、改善提案を行ってくれる会社もあります。
4:同業他社・出稿したいメディアでの運用実績を調べる
広告の運用実績は、Web広告代理店を選ぶ際、特に重要なポイントです。
自社の業界での運用実績や、出稿したい広告メディアでの運用実績があるか、しっかりチェックしましょう。
また「Google Partners」に認定されている会社は、Googleからリスティング広告運用のノウハウを認められているため、信頼性が高いと言えます。
5:対応が早くサポートが充実しているか確認する
対応の早さやサポートの充実度も、Web広告代理店を選ぶときの重要なポイントです。
事前に判断する方法としては、問い合わせへの対応速度をチェックするのがよいでしょう。
また問い合わせ対応では、「回答がわかりやすいか」「迅速なサポートを行ってもらえそうか」も確認しておきましょう。
6:運用結果のレポート・分析・改善まで行う会社を選ぶ
Web広告代理店を選ぶときは、広告の運用結果についての詳しいレポートがもらえるか確認することをおすすめします。
また広告の現状や成果を分析し、改善提案を行ってくれる会社もあります。
レポート・分析・改善まで行う会社は少し費用が高めになりますが、良い会社を選べば広告の費用対効果が高くなるため、結果的にプラスになります。
NERD株式会社は成果につなげるWeb広告代理店です

NERD株式会社は、売上などの成果にこだわって広告運用を行うWeb広告代理店です。
広告運用代行では、目的・予算の明確化から運用結果のレポート・分析・改善まで、すべてをサポートします。
NERDはマーケティング全般をサポート・提案するGoogle Partner
NERDはWebマーケティング全般をトータルサポートする、Google Partners認定のWeb制作会社です。
NERDなら、下記のような施策をすべてお任せいただけます。
- 目的や目標(やりたいこと)の見える化
- 広告メディア選び
- 広告のデザイン・テキストの作成
- 運用成果の分析・レポート
- 改善提案
まだどのような広告を出せばいいかわからない場合は、丁寧なヒアリングで現状を分析し、要件定義(やるべきこととやり方の明文化)からサポートします。
Web制作会社として重ねてきた実績やノウハウを活用し、最適な広告メディアや広告デザインを提案します。
広告出稿後はツールを活用して運用成果を分析し、わかりやすいレポートを作成。
さらに成果を上げるための改善提案も行っていきます。
NERDのWeb広告運用実績

画像:ペライチ
ここではNERDのWeb広告運用実績として、WEBサイト作成サービス「ペライチ」の事例を紹介します。
ペライチはWEBサイトを簡単に作れるサービスですが、ビジネス面に弱さがありました。
そこでNERDは「サービスのどの部分がユーザーに人気なのか」「サービスのどこを優先して伸ばすべきか」を分析・見える化し、Web広告を含む複数の施策を実施。
結果として新規課金率を2倍にアップさせることに成功しました。
クライアントからは、下記のような評価をいただいております。
- マーケティング、Webサービス、アプリなどカバー範囲が広い
- マーケティングのコストについて判断しやすくなった
- データを見る・分析する・改善する、といったサイクルが作れた
Web広告の運用にお悩みならNERDにご相談ください
NERDはWeb広告代理店・Web制作会社として、成果にこだわる広告運用を行います。
また広告出稿後の分析・レポート・改善提案もサポートするので、Webマーケティングの知識がなくても安心して任せていただけます。
どのような広告を出したいかがまだわからない場合は、現状分析や施策の考案から一緒に始めてみませんか。
お気軽にご相談ください!