在宅ワークやリモートワークを導入している企業や組織にとって、必要不可欠となるビデオ会議ツール。NERDでは基本的にGoogle Meet(旧称Hangouts Meet)を採り入れています。
今回はGoogle Meetをまだ使ったことがないという方向けに、会議に招待されたときの使用方法や困ったときの対処法をご紹介します。今回はPCでアクセスした場合を紹介しますが、スマホでアクセスした場合を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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Google Meetの使い方(スマホの場合)
Google Meetとは
Google MeetはGoogleが提供するビデオ会議ツールです。会議の回数は無制限でどのデバイスからも参加できます。無料プランならば会議時間は最大60分で参加人数は最大100人、ビジネス向けの有料プランでは最大24時間、250人が参加することができます。ユーザーのデータとプライバシーを保護するための不正使用対策機能も組み込まれており、セキュリティ性も確保されています。
Google Meet に招待されたら
Google Meet に招待されたら、以下の手順でビデオ会議に参加できます。
1)主催者からのメールを確認
会議に招待される場合、会議の主催者から以下のような招待メールが送信されます。メールに記載されている「通話に参加」ボタン(赤枠部分)をクリックするとビデオ会議画面に遷移します。
上記のほかに、会議URLをクリックすることで会議画面に遷移することもできます。会議URLはメール画像の青枠部分です。
また、主催者から会議コードが送られてきた場合は、Google Meet の公式サイトで所定の欄(下記画像の赤枠部分)にコードを入力して「参加」ボタンをクリックすれば会議への参加が可能です。
2)マイクとカメラの許可
ビデオ会議画面にアクセスすると以下のような画面が表示されます。
ここではカメラとマイクの許可を行います。画面上に許可を求める通知が表示されるので、カメラとマイクいずれも「使用する」になっていることを確認し「許可」ボタンをクリックしてください。
ここで許可をしないと、音声が通らない、または会議画面に自分が表示されないようになるため、忘れずに許可しましょう。
3)参加をリクエストして会議に参加する
参加のリクエスト方法はGoogleのアカウントの有無で異なります。以下でそれぞれの方法を説明致します。
・Googleアカウントを持っている場合
画面の右上にある「ログイン」をクリックすると、Googleアカウントにログインできます。
ログイン後、画面上の「参加をリクエスト」をクリックすると、「参加をリクエストします…」という表示がされます。主催者にリクエストが承認されると会議への参加が完了します。
・Googleアカウントがない場合
ビデオ画面横に表示されている「名前を入力してください」の欄に名前を入力します。ビデオ会議の際にここで入力した名前が表示されるので、他の参加者に自分であることがわかりやすい名前を入力することをおすすめします。例えば社内会議の場合はフルネームのみでも良いと思いますが、他社の方との会議の場合は会社名+苗字などだとわかりやすいでしょう(例:NERD天明 など)
入力できたら「参加をリクエスト」をクリックし、主催者に承認されれば会議へ参加できます。
おすすめの設定
ここでは、必須ではありませんが知っておくと便利なおすすめの設定をご紹介します。
例えば社内や会議室ではなく自分の家でビデオ会議に参加するときなど、「プライベート空間である部屋の様子はなるべく映したくない」と思う方も多いのではないでしょうか?
そんなときに便利なのが「ビジュアルエフェクト」機能です!この機能では背景をぼかしたり、様々な背景に変更することができます。
この機能を使うには、まずツールバーの右から2番目にある縦三点リーダーをクリックして、「ビジュアルエフェクトを適用」を選択します。
そうすると以下のような画面が表示されます。下記画像の赤枠のマークがぼかし機能です。左右それぞれでぼかしのレベルが違います。少しだけぼかしたい方は左を、しっかりぼかしを入れたい場合は右側をクリックしましょう。
そのほか、「背景」にある画像を選択すると指定した背景に変更することができます(下記画像の赤枠部分)。自分で所有している画像に背景を変更したい場合は、青枠部分のマーク(「背景画像をアップロード」)を選択すれば変更できます。
よくあるトラブルの対処法
以下ではGoogle Meetで起こりやすいよくあるトラブルの対処法を紹介します。困った時の参考にしてください。
1)相手の画面に自分の顔が映らない!
まずカメラがONになっているか確認しましょう。以下の画像のようにカメラマークにスラッシュが付いて赤くなっている場合は、カメラがOFFになっています。このマークをクリックするとONに変わります。
カメラがONになっているのに相手の画面に映らない場合は、一度カメラの設定を確認しましょう。並んでいるマークの右から2番目にある縦三点リーダーをクリックして、「設定」項目を選択します。
「動画」を選択すると、カメラの設定状況が確認できます。
2)音声が相手に届かない!
相手に音声が届いていない場合はマイクの設定を、相手の音声が届かない場合はスピーカーの設定をしっかりと確認しましょう。マイクマークにスラッシュがついて赤くなっている場合、マイクがOFFになってしまっています。
マイクがONになっていて、スピーカーの使用も許可しているにも関わらず音声トラブルが解決しない場合は、カメラと同様に縦三点リーダー → 「設定」をクリックして、音声の設定状況を確認しましょう。
マイク、スピーカーともに正しいものが設定されているかを確認できます。また、スピーカーは「テスト」をクリックすればテスト音が流れるため、しっかりと音が流れるかチェックすることができます。
それでもだめならPCの設定を確認
マイク、スピーカーの設定も問題ない状態の場合は、パソコン自体の設定に問題がある可能性があります。以下でMacの場合とWindowsの場合のそれぞれの見直し方法を紹介します。
・Macの場合
スピーカーの状態を見るためには、システム環境設定 → 「サウンド」 → 出力を選択します。
主音量が左に寄りすぎていると音が聞こえにくくなります。また、消音にチェックがついている場合は音が聞こえません。
併せて、「サウンドを出力する装置」に正しいものが表示されているか確認しましょう。
マイクの状態は「入力」タブから確認することができます。
入力音量が左に寄りすぎていると、相手に届く音量が小さく聞こえにくくなってしまいます。下の入力レベルで、自分が喋る音がしっかりマイクに拾われているかを確認できます。入力レベルの反応がない場合は、マイクの接続状態を確認しましょう。
・Windowsの場合
Windowsの場合も同様に、システム → 「サウンド」 でスピーカーの出力、マイクの入力の設定を確認できます。
出力、入力ともにデバイスが正しいかを確認し、音量を調整しましょう。
3)画面共有の方法がわからない!
会議や打合せで自分が所持している資料やページは、ビデオ会議の画面上でほかの参加者に画面共有することが可能です。自分の画面をリアルタイムで共有できるため、例えば操作方法などを説明する時などもこの機能は有効的です。
会議中に「そのページ共有してください!」と言われた時に困らないよう、事前に方法を確認しておくとよいでしょう。
画面下に並んでいるマークの右から三番目、四角の中に上向きの矢印があるマークが画面共有のボタンです。
共有できる画面は、「あなたの全画面」「ウィンドウ」「タブ」の3パターンあります。
それぞれの画面は以下のような内容です。
あなたの全画面:PCの全画面を共有(タスクバー含む)別のウィンドウを開く、カーソルを動かすといった一連の操作も全て映ります。
ウィンドウ:指定したウィンドウ(ブラウザ、Excel、PowerPointなど)のみを共有。見せたい画面のみ共有できるため、余計なものが映る心配がありません。
タブ:指定したタブのみ共有(ブラウザがChromeのときのみ使用可能)。
例えば、ウィンドウを選択すると以下のような画面になります。
他の参加者に共有したい画面を選択して「共有」ボタンを押すと、以下のような画面になり、画面共有が完了します。
画面共有を停止したい場合は、青色の「画面共有を停止」ボタンを押すか、右上の「画面共有を停止」ボタンを押せば停止します。
4)ツールバーが消えた!
会議中マイクを長時間OFFにし続けてカーソルを動かさないでいると、まれにビデオ画面下部のツールバーが消えてしまうことがあります。
再度ツールバーを表示したいときは、画面下部にカーソルを合わせると出現します。
操作方法を把握して快適なビデオ会議を!
以上、Google Meetにパソコンでアクセスした場合の使用方法やトラブルの対処法を紹介しました。初めてGoogle Meetを使用する際などにこの記事を活用いただき、事前に操作方法を把握して、スムーズにビデオ会議に参加いただければ幸いです!
スマートフォンでアクセスする場合の使い方は以下の記事よりご覧ください。
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