WEBサイトをリニューアルで改善したいと思っても、「具体的に何をすればいいのかわからない」と立ち止まってしまう方は少なくありません。
WEBサイトのリニューアルを成功させるには、事前に十分な知識を得ておくことが重要です。
この記事ではWEBサイトリニューアルで失敗しないためのポイントや失敗しがちなポイントを解説します。
本当に成果の出るWEBサイトリニューアルを行いたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
WEBサイトリニューアルで失敗しないためのポイント5つ
WEBサイトのリニューアルで失敗しないためには、事前に下調べをしてポイントを押さえることが重要です。- WEBサイトの現状と問題点を把握する
- リニューアルの目的を考える
- コンセプトとコンテンツを考える
- CMSでSEOに強いWEBサイトを作る
- リニューアル後に分析できる準備をする
WEBサイトの現状と問題点を把握しよう
WEBサイトのリニューアルで最も重要なのは、現状分析と問題点の把握です。 まず今のWEBサイトにどのような問題があるのかをハッキリさせましょう。 現状分析でチェックすべきポイントは、下記の7つです。- ページビュー数(PV)
- ユニークユーザー数(UU)
- 使用デバイス
- アクセスが多い時間や曜日
- 流入経路
- 流入キーワード
- サイト内行動(ランディングページ・離脱ページ・ページ毎の直帰率)
- ユーザーが知りたいと思っている情報がどこにあるかわかりづらい
- 情報量が多すぎて本当に伝えたい内容が伝わっていない
- 問い合わせボタンの説明が不足していてコンバージョンにつながらない
- ユーザーの使用デバイスでは見にくいページの作りとなっている
リニューアルの目的を考えよう
WEBサイトのリニューアルは、漠然とやっても成果が出ません。 「SEO対策をしてアクセスアップにつなげる」「ユーザーの導線を確保してコンバージョン率を上げる」など、具体的な目的を設定しましょう。 WEBサイトのリニューアルで得られる効果の例としては、下記があります。- デザインや見た目を新しくできる
- 足りない機能を追加できる
- 不要なコンテンツを整理できる
- SEO対策を実施してアクセス数を上げられる
- 企業や商品のブランディングができる
- ユーザーの導線を見直してコンバージョン率やページビュー数を上げられる
コンセプトと必要なコンテンツを考えよう
WEBサイトをリニューアルする際は、WEBサイト全体のコンセプトを決める必要があります。 コンセプトとはWEBサイト全体のベースとなるイメージのことで、具体的には「誰に」「どのような」価値を提供するか、といった考え方を表しています。 例えば「30代の女性が自分らしく着られる北欧風ファッションのオンラインストア」「20代の男性に最新ガジェットのニュースを伝える情報サイト」のように、ターゲットとなるユーザーをイメージしたコンセプトを設定するとよいでしょう。 コンセプトを設定したら、コンセプトに沿って必要なコンテンツを考えていきます。。 上記のオンラインストアの例だと、下記のようなコンテンツが必要となってくるでしょう。- オンラインショッピングができるECサイトとしての基本的な機能
- 着こなしのアイデアを提案するコーディネート紹介のページ
- 実店舗へのアクセスなどを記載した案内ページ
CMSでSEOに強いWEBサイトを作ろう
WEBサイトをリニューアルするときは、CMS(コンテンツ管理システム)を使うことをおすすめします。 CMSとはWEBサイトづくりの土台・枠組みとなるシステムのことで、下記のメリットがあります。- テキストや画像を入力するだけで簡単にWEBサイトが作成できる
- SEOに強いフォーマットでWEBサイトを作れる
- スマホやタブレットなどのマルチデバイスに対応できる
- Webページの追加や更新が簡単にできる
リニューアル後に分析できる準備をしよう
WEBサイトは「リニューアルして終わり」ではなく、継続的に成果を分析して改善していくことが重要です。 リニューアル後に分析ができるよう、下記のツールを導入しておくことをおすすめします。Googleアナリティクス
画像:Googleアナリティクス Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。 Googleアカウントがあれば無料で利用でき、下記の情報をチェックできます。- ページビュー数
- ユニークユーザー数
- アクティブユーザー数
- ユーザーが訪れる時間帯
- ユーザーの流入経路
- ユーザーの地域
- 使用されているデバイス
- ページごとの平均滞在時間
- ページごとの閲覧開始数
- ページごとの離脱率
Google Search Console
画像:YouTube|Google Search Central Google Search Consoleは、Googleが提供しているWeb管理者向けツールです。 Googleアカウントがあれば無料で利用でき、WEBサイトにどのようなキーワードでユーザーが流入しているのかチェックできます。 Google Search Consoleの機能や設定方法について詳しくは、下記の記事を参考にしてください。 Google Search Consoleの設定方法や機能について徹底解説!WEBサイトリニューアルにおすすめのCMSを3つ紹介
CMS(コンテンツ管理システム)はテキストや画像を入力するだけでWEBサイトが作れるシステムのことで、利用するとSEOに強いWEBサイトが簡単に作れます。 ここでは多くの人に利用されているおすすめのCMSを3つ紹介します。- WordPress:全世界で人気の定番CMS
- Wix:無料でWEBサイトが作れるCMS
- Jimdo:ブログやECサイトも作れるCMS
「WordPress」は全世界で人気の定番CMS
画像:WordPress WordPress(ワードプレス)は無料で利用できるオープンソースのCMSで、HTMLやCSSなどのWeb系言語の知識がなくても簡単にWEBサイトが作成できます。 WordPress自体はシンプルで、テキスト入力や画像アップロードだけでWebページが作れます。 WordPressには多数の「プラグイン」があり、下記のような機能を自由に追加することが可能です。- SEO対策
- サイトマップの自動生成
- 問い合わせフォーム
- SNSとの連携機能
- WEBサイトの表示速度高速化
「Wix」は無料で簡単に利用できるCMS
画像:Wix Wix(ウィックス)は無料のWEBサイト作成ツールで、HTMLやCSSがわからなくてもテンプレートから簡単にWEBサイトが作れます。 WordPressとは異なり、Wixを利用する場合はサーバーやドメインを用意する必要がありません。 SEO対策の機能が豊富な点や、スマホやタブレットといったモバイル端末にも最適化できる点もWixのメリットです。 ただし、無料プランの場合は独自ドメインを使用できません。「Jimdo」はブログやECサイトも作れるCMS
画像:Jimdo Jimdo(ジンドゥー)は無料のWEBサイト作成ツールで、ブログやECサイトなど様々なWEBサイトが作れます。 Jimdoでは、ブログ向けに下記の機能が用意されています。- カテゴリごとに記事を作成・管理できる機能
- 写真や動画の埋め込み機能
- SNSシェアボタンを設置する機能
- PaypalやStripeなどの決済機能
- 在庫数や注文状況を表示する機能
- 商品をスライド形式・リスト形式で表示する機能
WEBサイトリニューアルで失敗しがちなポイント4つ
WEBサイトのリニューアルは、やり方が悪いと失敗してしまうおそれがあります。 どんな失敗例があるかをあらかじめ知り、対策することが重要です。不用意にドメインを変更して検索順位ダウン
WEBサイトのリニューアルでは、ドメインを変更したいと思うこともあるでしょう。 しかし不用意にドメイン変更を行うと、蓄積されてきたSEO評価や外部リンクが無効になり、アクセス数が低下してしまいます。 現状の検索順位が高いのであれば、ドメインは変更しないほうが無難です。 どうしてもドメインを変更したい場合は、「301リダイレクト」を設定しましょう。サイトデザインがSEO的に好ましくない
CMSを使わずにWEBサイトのリニューアルを行うと、見出しやディスクリプションなどの構造が適切に設定されず、SEO的に好ましくないデザインになってしまうことがあります。 CMSを使えばSEOに適した構造のWEBサイトが作れますが、下記の注意点も押さえておきましょう。- ページごとにSEO対策するキーワードを設定する
- タイトル・見出し・ディスクリプションを設定する
- テキストの量を減らしすぎない
- 適切に内部リンクを貼る
- XMLサイトマップを作成し、Google Search Consoleにアップロードする
リニューアル後に分析・改善を行わない
WEBサイトは「作って終わり」ではなく、リニューアル後も分析と改善を繰り返す必要があります。 上述した「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」などのツールを導入し、どんなユーザーがどのような目的でWEBサイトを訪問しているかチェックしましょう。 SEO評価を上げるには、ユーザーが欲しい情報を適切に提供するのが重要です。 ただしWEBサイトの分析・改善は、ある程度のノウハウがないと難しい課題です。 どんな改善を行っていけばいいかわからない場合は、Web制作のプロに依頼することも検討したほうがよいでしょう。費用だけで業者を選んだらクオリティが下がった
WEBサイトのリニューアルをWeb制作会社に依頼する企業は多いですが、「費用が安い」という理由だけで業者を選ぶと、WEBサイトのクオリティが下がることがあります。- 格安でシンプルなWEBサイトを作成する会社
- SEO対策に力を入れている会社
- デザインが得意な会社
- Webマーケティング全般に強い会社
WEBサイトリニューアルの費用相場は?
WEBサイトのリニューアルには費用がかかります。 ここでは自社でリニューアルを行う場合と、Web制作会社に依頼してリニューアルする場合の費用相場をまとめていきます。自社でリニューアルするときの費用
自社でWEBサイトのリニューアルを行う場合でも、下記のような費用はかかります。- サーバー代
- ドメイン代
- CMSの利用料(有料プランの場合)
- デザインテンプレート作成:5万~20万円
- 写真撮影:3万~8万円(1日)
- ロゴ作成:3万~15万円
Web制作会社に依頼するときの費用
WEBサイトのリニューアルをWeb制作会社に依頼する場合、ページ数やリニューアルの目的によって費用が変わってきます。 例えば、コーポレートサイトのリニューアル費用相場の目安は下記のとおりです。- デザインのみのリニューアル:100万円以下
- コンテンツのSEO対策(100ページ以下):100万~300万円
- ブランディング:300万円以上
WEBサイトリニューアルのおすすめ本3選
WEBサイトのリニューアルを自社で行う場合、事前に基礎知識を得ておくことが重要です。 ここではWEBサイトのリニューアルのやり方がわかるおすすめの本を3冊紹介します。いちばんやさしいWordPressの教本
「いちばんやさしいWordPressの教本」は、人気のテーマ「Lightning」を使ってWordPressでWEBサイトを作成する方法をまとめた本です。 WEBサイトを初めて作る方でもわかりやすい書き方となっていて、SNS連携やSEO対策、バックアップなどの運用についても解説されています。 図解が多く、電子書籍より紙の書籍のほうが人気です。いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門
「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」は、Webデザイン初心者の方でも一気にWebデザインのテクニックが学べる本です。 下記のような内容が解説されていて、どのCMSでWEBサイトを作る場合でも参考になります。- Webデザインの基本
- レイアウトの4つの原則
- ユーザーの心を動かす写真・図版の使い方
- マーケティングの知識
作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書
「作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書」は、タイトルの通りWEBサイトを実際に作りながらHTMLやCSSについて勉強できる本です。 CMSを使ってWEBサイトを作る場合でも、HTMLやCSSの知識があると細かい部分の調整がしやすくなります。 この本では実際に使えるソースコードが数多く解説されているので、実際に手を動かしながら読み進めることで、HTMLやCSSの基礎が身に付けられます。WEBサイトリニューアルをWeb制作会社に依頼するメリット3つ
ここまではWEBサイトのリニューアルについてまとめてきましたが、「難しそうだからWeb制作会社に依頼したい」と思った方も少なくないと思います。 ここではWeb制作会社にWEBサイトのリニューアルを依頼するとどんなメリットがあるのかを解説します。現状分析からリニューアル後の改善までおまかせにできる
Web制作会社に依頼する最大のメリットは、今のWEBサイトの分析からリニューアル後の改善まで、すべての流れをおまかせにできる点です。 WEBサイトのリニューアルで最も難しいのは正しく分析を行ってリニューアルの方向性を打ち出すことですが、Web制作のプロなら成果を出すためのノウハウを豊富に持っています。 経験が豊かなWeb制作会社に依頼すれば、費用対効果の高いリニューアルが実現できます。SEOに強いWEBサイトを制作してもらえる
Web制作会社はSEO対策に関する知識が豊富なので、サイトデザインからコンテンツの内容まで、すべてにおいてSEOに強いWEBサイトを制作してもらえます。- SEO的に好ましい構造のWEBサイトを作成する
- 各ページに対策キーワードを設定する
- タイトルや見出しなどにキーワードを適切に盛り込む
- 関連記事への内部リンクを貼る
Webマーケティング全般のサポートが受けられる
Web制作会社の中には、Web制作だけでなくWebマーケティング全般を得意とする会社もあります。 WEBサイトのアクセス数やコンバージョン率を上げるには、WEBサイトにSEO対策をするだけでなく、リスティング広告やSNS連携などの施策も行ったほうが効果的な場合が多いです。 Webマーケティング全般が得意なWeb制作会社なら、広い視野を持って最適な施策を提案してくれるでしょう。NERDのWEBサイトリニューアルは丁寧なヒアリングから
NERD株式会社は、WEBサイトのリニューアルも多数手がけているWeb制作会社です。 NERDの強みは、お客様の「やりたいこと」を見える化し、実現するための効果的な方法を提案できること。 丁寧なヒアリングで「どんなWEBサイトにしたいか」「どんな成果を上げたいか」を明確にし、実現するまでのステップをトータルサポートします。お客様の「やりたいこと」をヒアリングで見える化
「WEBサイトをリニューアルしたいけれども、どうすればいいかわからない」とお悩みではありませんか? NERDはまず、丁寧なヒアリングでお客様の「やりたいこと」を見える化します。 やりたいことが明確になったら、現状分析で「やるべきこと」をピックアップ。 やりたいことの実現に向けて、リニューアルのステップをご提案します。リニューアル後の分析・改善までトータルサポート
NERDはWEBサイトのリニューアルで必要となる作業をすべてサポートします。- サイトデザイン
- サイトに必要な機能の実装
- SEO対策
- 写真撮影
- SNS連携
様々な業界のWEBサイトリニューアル実績あり
NERDには、様々な業界のWEBサイトをリニューアルした実績が多数あります。- コーポレートサイト
- ECサイト
- LP(ランディングページ)
- オウンドメディア
「信頼感」を伝えるコーポレートサイトのリニューアル
画像:株式会社プリンシプル 「株式会社プリンシプル」様は、企業のデジタルマーケティングやDX支援を行うコンサルティング会社です。 NERDはコーポレートサイトのリニューアルをご依頼いただき、サイトデザインやコーディングを行いました。 今回の課題は、「何をしている会社なのか」をユーザーにわかりやすく伝えること。- NASDAQ上場を目指すグローバル企業
- データ分析ツール「Tableau」サービスパートナー認定
- Google広告プレミアパートナー認定
- ブログやセミナーなどで積極的に情報提供
Webサイト作成サービスのマーケティング全般をサポート
画像:ペライチ 「株式会社ペライチ」様は、誰でも簡単にWEBサイトを作成できるサービス「ペライチ」を提供している企業です。 ペライチは既に登録ユーザー数30万人以上、月間数百万円の売上を達成していたサービスでしたが、さらなる成長のためにより効果的なマーケティング戦略が必要となっていました。 NERDが行った施策の例は、下記の通りです。- 料金プランの整理 ⇒新規課金率が倍増
- 解約率やLTVなどのデータ分析 ⇒マーケティングコストのかけ方が効率化
- PDCAを回す ⇒分析と改善の基本的なサイクルを整理
WEBサイトリニューアルでお悩みならNERDにご相談ください
NERDは現状分析から継続的な改善まで、WEBサイトのリニューアルをトータルサポートします。 「まだどんなWEBサイトにすればいいか具体的にわからない」とお悩みの方も、ぜひ気軽に相談してみてください。 丁寧なヒアリングでお客様の「本当にやりたいこと」を明らかにするところからスタートいたします。 具体的な施策や料金のお見積りなども、お気軽にお問い合わせください。 本当に成果の出るWEBサイトリニューアルを、一緒に実現していきましょう! NERDにWEBサイトのリニューアルを相談してみる
弊社は、東京都墨田区にあるWEBサイト制作会社です。「制作」「マーケティング」「プロダクト」の3つを強みに、これまでに培った「成功するノウハウ」を活かしたWEBサイト制作を得意としています。
以下から弊社のサービス資料・お役立ち資料をダウンロードできますので、皆様のWEBサイト運用に活用していただけますと幸いです。