WEBサイト制作とは、会社のホームページやECサイト、広告に使うLPなどのWEBで表示されるサイトを作ることです。現代では、自社の情報を発信するためにはWEBサイトが必要不可欠となりました。
本記事では、
- WEBサイトってどうやって作るの?
- WEBサイト制作はどうやって頼めばいいの?
- WEBサイト制作に失敗したくないのでポイントを知りたい
と考えている方に向けてWEBサイト制作の流れや費用相場、やっておくべき5つのことを詳しく解説します。
WEBサイト制作に失敗しないために、あらかじめ作る流れやポイントを把握しておきましょう!
目次
WEBサイト制作とは?
WEBサイト制作とは、WEBで表示されるホームページやサイトを作ることです。会社のホームページやECサイト、広告に使うLPなどを作ることで、さまざまなコンテンツを世界に向けて発信できます。
そしてWEBサイトを公開するには、
- サーバー
- ドメイン
の準備が必須です。
上記は家でイメージするとわかりやすいのですが、
「サーバー = 土地」
「ドメイン = 住所」
「サイト = 家」
となります。ネットの世界でも、土地であるサーバーと住所であるドメインがなければサイトは公開できません。
そして、WEBサイト制作には既存のWEBサイトの更新やリニューアル作業も含まれますが、本記事ではWEBサイトの新規制作を中心に解説します。
WEBサイトを自分で作れるの?
HTMLやCSSなどのプログラミングスキルやセキュリティに関する知識などがあれば、自分でWEBサイトを作れます。しかし、初心者の方にとってプログラミングスキルの習得は簡単なことではありません。実際にWEBサイト制作を行うまでに、膨大な時間を要してしまう恐れがあるでしょう。
そしてWEBサイトはただ作ればいいだけではなく、利用者にとって使いやすく安全性が高いものである必要があります。さらに、デザインの良さも重要な要素の一つです。
このように、自分でWEBサイトを作るにはさまざまなスキルや知識が必要です。より早く見た目と使い勝手が良いWEBサイトを公開するためには、WEB制作会社に依頼することをおすすめします。
WEB制作会社であれば、自作よりもさらに見た目と使い勝手が良く安全性が高いWEBサイトを制作できます。
WEBサイトを作る一般的な流れ
WEBサイトを作る流れは以下の通りです。
①WEBサイトを作る目的を決める
②理想的なほかのサイトを見つける
③サイトのページ数と予算を決める
④制作会社を選ぶ
⑤要望を伝え、見積もりをもらう
ここからは、それぞれのステップの詳細を解説します。さらに詳しい流れを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【WEBサイト制作の4つの流れとは?期間・ToDo・注意点つきで徹底解説】
① WEBサイトを作る目的を決める
まずは、WEBサイトを作る目的を明確にしましょう。作る目的によって、WEBサイトの構成や必要な要素が変わってきます。
たとえば、WEBサイトの種類によって以下のような目的があげられます。
◎会社のホームページの場合
- 問い合わせを増やす
- 従業員の採用促進 など
◎ECサイトやLPの場合
- 売上アップ
- 商品やサービスの認知度向上 など
「どのような成果を出したいか」を明確にすると、より効果的なWEBサイトが作れます。
WEB制作会社に依頼する場合もまずは目的を伝えることが大切なので、必ず考えておきましょう。
② 理想的な他のWEBサイトを見つける
次に、理想的なほかのWEBサイトを見つけましょう。理想的なWEBサイトは、デザインや構成の参考になります。
さらに、WEB制作会社に依頼する際に理想的なWEBサイトを見せることで、作ってほしいイメージを伝えやすくなります。また、掲載されているコンテンツも参考にもなるため、自社のWEBサイトに必要な情報もわかってくるはずです。
お手本として理想的なWEBサイトを見つけることで、制作がスムーズに進みます。下記のようなWEBサイトをまとめているサイトで探してみるのもいいでしょう。
業種別カテゴリ - WEBデザイン制作のまとめならWeb Design Stock
③ サイトのページ数と予算を決める
次に、WEBサイトのページ数と予算を決めましょう。基本的に、WEB制作会社の制作料金はページ数によって大きく異なります。ほかにも制作方法やボリューム、クオリティによっても変動しますが、できるだけ予算を抑えたい場合はページ数を少なくする必要があります。
適正なページ数を決めるためには、「絶対に掲載したいコンテンツ」を書き出すことがおすすめ。自社のWEBサイトで必ず発信したい情報をまとめて、予算と折り合いをつけながらページ数を算出しましょう。
④ 制作会社を選ぶ
WEBサイトの企画がまとまったら、WEB制作会社を選びましょう。
WEBサイト制作を成功させるためには、制作会社選びがとても重要です。失敗しないためにも以下のポイントをチェックしましょう。
- 自社と同じ業種の制作事例はあるか
- わかりやすい料金形態か
- 定期的な修正や改良をしてもらえるか
- 制作のスピードが自社の求めるものか
- 自社のために提案をしてもらえるか
WEB制作会社選びは、何よりも「自社の求めるWEBサイトを制作してもらえるのか」が重要なポイントです。そのため、制作事例は必ず確認することをおすすめします。
ほかにもどこまでサポートしてもらえるのか、わかりやすい料金形態であるのかも確認しておきましょう。
WEB制作会社の選び方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
【WEBサイト制作会社の選び方で失敗しない重要な5つのポイント】
⑤ 要望を伝え、見積もりをもらう
依頼するWEB制作会社が決まったら、
- WEBサイトの制作目的
- WEBサイトのターゲット
- 作りたいWEBサイトの規模感
- 予算・納期
- 要望
などを細かく伝えましょう。依頼する前に、要望に対してどこまで実現可能なのかを確認しておくことが必要です。そして、やりたいことをすべて伝えることでより明確な見積もりをもらえます。
見積書はWEB制作会社によって形態が異なり、細かく項目ごと出してくれる場合もあれば、複数の項目がまとめられて内訳がわかりにくい場合もあります。
わからない項目や不明瞭な点があれば、トラブルを防ぐために必ず確認しましょう。
WEBサイトを制作会社に依頼する際の相場
WEB制作会社に依頼する際の費用相場は、作りたいWEBサイトの規模感や種類によって大きく異なります。ここからは、以下の5つの項目ごとにそれぞれの費用相場を紹介します。
- 大規模(7ページ以上)サイトの場合
- 複数(3〜6)ページのサイトの場合
- LP(1枚ページ)の場合
- ECサイトの場合
- 【番外編】フリーランスに依頼する場合
WEBサイトの目的別・依頼先別に費用相場を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
【失敗しないWEBサイト制作 費用相場一覧と考えるべき3つのポイント】
大規模(7ページ以上)サイトの場合
7ページ以上にわたる大規模なWEBサイトの費用相場は、約100万円〜1,000万円ほどです。
大規模なWEBサイトを作るのは、事業規模が大きい企業やサービス紹介のWEBサイトが多く、マーケティングやSEO対策を行ってデザインにもこだわるため費用が高くなりがちです。
さらに大規模であれば制作期間も半年以上と長くなるため、その分費用が高いといえます。
複数(3〜6)ページのサイトの場合
3〜6ページで制作するWEBサイトの費用相場は、約50万円〜200万円ほどです。
複数ページのWEBサイトは、一般的な企業サイトや商品紹介のサイトなど、さまざまな種類のWEBサイトが当てはまります。WordPressで作る場合が多く、テンプレートを用いるため制作期間も3週間〜2ヶ月程度と短く、大規模サイトよりも費用を抑えることが可能です。
LP(1枚ページ)の場合
LPページの費用相場は約10万円〜50万円ほどです。制作するのは基本的に1枚ページなので、その分制作費用も安くなります。
LPページは広告や簡易サイトなどに用いられることが多い形式で、「ペライチ」でも簡単に作れます。
※ペライチとはHTMLやCSSなどのコードを使うことなく、ページを作ることができるサービス
ECサイトの場合
ECサイトの費用相場は、約100万円〜200万円ほどです。
ECサイトとはオンラインショッピング用のWEBサイトのことで、「Shopify」や「BASE」などのシステムを用いて簡単に制作できます。こだわりたい場合はゼロからオリジナルのシステムを開発することも可能ですが、制作期間が長くなり費用も高額です。
ECサイトにはさまざまな構築方法があるため、予算や規模感に合ったシステムを選びましょう。
【番外編】フリーランスに依頼する場合
「WEB制作会社より、フリーランスに依頼する方が安く済みそう」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
フリーランスに依頼する場合の費用は、約50万円程度で収まるケースが多いです。そのため、WEB制作会社に比べて、安く作ることが可能です。
しかし、フリーランスはスキルや知識が人によって大きく異なるため、理想通りのWEBサイトが作れない可能性もあります。また、デザインやコーディングなど、対応できる範囲が明確ではない場合もあります。
少しでも失敗するリスクを回避するためには、WEBサイトの制作から公開後の運用・更新までしっかり行えるWEB制作会社に依頼することがおすすめです。
失敗しないためにWEBサイト制作前にやっておくべき5つのこと
WEBサイト制作に失敗しないために、制作前には以下の5つのことをやっておきましょう。
- WEBサイトを作る目的を明確に決めておく
- WEBサイトを見てほしいユーザーのターゲットを決めておく
- ロゴとイメージカラーを決めておく
- 予算と納期を決めておく
- 分からないことはプロに相談する
WEBサイトを作る目的を明確に決めておく
WEBサイトを作る流れでも紹介した通り、必ずWEBサイトを作る目的を明確に決めておきましょう。目的がはっきりしていなければ、ユーザーに適切な情報を与えられない恐れがあります。
「なんとなく作りたい」ではなく「問い合わせを増やしたい」「認知度をアップしたい」など、明確な目的を掲げましょう。目的が定まると最終的なゴールも見えてくるため、サイト内のコンテンツやコンセプトも決めやすくなります。
WEBサイトを見てほしいユーザーのターゲットを決めておく
WEBサイトのターゲットを設定することでサイト全体の方向性が決まり、どんなコンテンツを作ればよいのかが明確になります。ターゲットを設定する際は、より具体的な人物像を設定するようにしましょう。
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 業種
- 職業
- 居住地
- 価値観
- 悩み など
ポイントは「20代女性」と曖昧なターゲットを設定するのではなく、実際に存在しているかのような人物像を想定することです。人物像がはっきりしていると、ターゲットに合わせた集客や売上につながるWEBサイト制作ができます。
関係者が共通の認識を持つために、設定したターゲットはWEB制作会社にも伝えるようにしましょう。
ロゴとイメージカラーを決めておく
制作前に、WEBサイト内で使用するロゴとイメージカラーを決めましょう。
すでに会社ロゴがある場合は、既存のロゴを使いましょう。ロゴがなければ作らなければいけませんが、ほとんどの場合はWEB制作会社にロゴ制作も依頼することが可能です。ロゴはブランディングツールとして競合サイトとの差別化を図る役割があるので、ぜひ活用していきましょう。
そして、WEBサイトは色の選び方次第で全体の印象が大きく変わります。色ごとに連想されるイメージは異なるため、慎重に選びましょう。ロゴに合わせた色にすることもおすすめです。
- 赤色:力強さ、情熱
- ピンク:かわいらしさ、優しさ
- オレンジ:フレッシュ、活発
- 緑:爽やか、平和
- 青色:清潔、清涼感
- 黒:重厚感、気品
予算と納期を決めておく
制作前には、予算と納期を決めておきましょう。
「いつまでにWEBサイトが必要なのか」「いくらまでなら費用を出せるのか」を明確にすることで、WEB制作会社もそれに合わせて作業が進められます。希望の納期が短すぎる場合はWEB制作会社も対応できないことがあるので、余裕を持って依頼しましょう。
分からないことはプロに相談する
制作作業を進めるうえで、わからないことや困ったことが起きる可能性があります。もしわからないことがあれば悩まず、WEB制作会社の担当者に相談しましょう。
「相談したときにきちんと話を聞いてくれる」「質問に対して適切な回答をくれる」ことも、良いWEB制作会社を選ぶためのポイントです。
WEBサイト制作のまとめ
WEBサイトを作るときは、まずは作る目的を明確に決めておきましょう。そしてターゲットを設定し、ページ数や予算、納期などを決めていきます。
目的を果たし、自社のビジネスに貢献するWEBサイトを作るためにはプロのWEB制作会社に依頼することがおすすめです。WEB制作会社であれば、設定したターゲットに合わせて使い勝手が良く、デザイン性と安全性が高い効果的なWEBサイトを制作できます。
なかでもNERD株式会社はBtoCやBtoBを問わず、さまざまな業種のWEBサイトを制作可能です。作って終わりではなく、公開後も保守・運用を行いゴール達成に向けてサポートしています。
WEBサイト制作でお困りのことがあれば、どうぞお気軽にNERDまでご相談ください。
【NERD株式会社に相談する】
弊社は、東京都墨田区にあるWEBサイト制作会社です。「制作」「マーケティング」「プロダクト」の3つを強みに、これまでに培った「成功するノウハウ」を活かしたWEBサイト制作を得意としています。
以下から弊社のサービス資料・お役立ち資料をダウンロードできますので、皆様のWEBサイト運用に活用していただけますと幸いです。